びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/10/07(土)「木曽」

 三連休初日。中央道双葉SA。SAは明るくて騒々しかったが、泥のように眠った。泳いで疲れてたからだろう。5時にトイレ。外は冬のように寒かった。念のため上着を持ってきて正解だった。6時半に起床。たくさんの車が来ていた。朝食後、昨日のブログを修正した。710、出発。
 飯田に行くまでが面白くなかったので、木曽谷に行ってから伊那谷に戻るルートにした。木曽谷には中山道の宿場町がいくつかあった。825、伊奈IC下車。給油。伊那谷から木曽谷に向けて山越え。
 9時、奈良井宿重要伝統的建造物群保存地区。駐車場は500円。まずはC12199のお出迎え。街道の両端には焦げ茶色の木造家屋が並んでいた。驚くことにまったく歯抜けがなかった。こんなに残ってるとは思わなかった。木曽路凄いぞ!ちょっときれいに塗装し過ぎかな?ひんやりとした凛とした空気の中をウキウキしながら歩いた。いかにも旅行しているという感じがした。
 935、中央線奈良井駅奈良井宿のはしっこ。駅舎の景観は町並みに合わされていた。駅員がいたので驚いた。
 945、駒屋。小さなお店。三色五平餅(さんしょうみそ、えごま、くろごま)。五平餅は棒に突き刺さってるのかと思ったら、皿に円盤型の餅が3つ載っていた。餅の円の部分にはタレが塗られていた。餅は餅米の形が残っており、おにぎり感があった。焼いてるわけでもなかった。五平餅の定義はなんだろうか?3つの中ではさんしょうみそがおいしかった。
 10時、中村家住宅。重要文化財奈良井宿は塗櫛が有名でその問屋だったとのこと。重伝建では建物の特徴を押さえなければいけない。ここの特徴は、2階部分が1階よりも出っ張っている「出梁」、1階と2階の間にある「小屋根」、組立式の蔀と京風の格子。とても面白い建物だった。
 1040、出発。一旦進路を塩尻方面に戻った。木曽谷は高い山の間を木曽川が流れており、それに沿って狭い隙間をJR中央線国道19号線がランデブーしていた。そして中山道の宿場町がそのまま集落として残っていた。
 1050頃、贄川宿。名前のせいで前々から気になっていた。街道沿いは昔の雰囲気を残してはいたが、すっかり現代風になっていた。何か資料館があったみたいだけど、スルーした。
 Uターンして奈良井宿の方に向かった。国道沿いの看板には重伝建である平沢へ必死で誘導しようとしていた。聞いたことないんだけど、一応寄ってみるか?奈良井宿の手前で右折。
 1105、平沢。雰囲気のある漆器の店と普通の家が混在するスタイル。家の前には車が停まっていて生活感に溢れていた。よく重伝建で見られるパターンだが、奈良井宿との対比するとどうしてもショボく見えてしまった。三連休初日にしては誰もいなかった。あまり有名でもないのかな?
 11時半、出発。奈良井宿を越えて木曽川を中津川の方へ。国道を走ってると義仲館という看板が出てきた。木曽義仲の関連は初めて。寄り道することにした。ここは宮越宿というところだった。
 1150、義仲館。いきなり木曽義仲の資料はほとんどないという説明。したがって、木曽義仲の生涯の説明はなく、現代の人が語る木曽義仲木曽義仲をイメージした絵画などがあった。清々しいくらい期待ハズレだった。いくつか関連図書が置いてあったので、現代風のギャグを交えた四コマ漫画を読んだけど、へたくそすぎてよくわからなかった。
 12時半頃に出発。引き続き木曽川を中津川方面へ。この辺りで最大の町である木曽福島を目指した。この辺りになると国道沿いにそば屋ばかり出てきた。
 13時、とちの屋。天ざる2枚。そばには期待してなかったけど、結構おいしかった。どういうわけか店員さんがアジア系で聞いたことのない言葉を話していた。そういうのは旅行の雰囲気を味わうには残念なんだよな。
 14時、福島関所資料館。関所の再現。東海道新居宿と比べてあまりやる気を感じられなかった。義仲館といい、この辺りの施設はダメなのかもしれない?
 1420、高瀬家資料館。受け付けに人がいなかった。ブザーを鳴らしても出てこなかった。別棟の資料館の方で説明の声が聞こえた。ちらっと展示物が見えたけど、なんだかあんまりそうだったから撤収した。
 14時半、出発。引き続き中山道を中津川方面へ。前にとても印象的だった上松の森林鉄道に行きたかったのだが、閉館時間近くだったので諦めた。南木曽を越えて、木曽川の支流に入り妻籠へ。
 15時半、妻籠宿。駐車場は500円。馬籠宿とともに有名観光地であり小学校の頃に知って以来とても行きたいと思っていた。たくさんの人がいた。特に外国人が多かった。建物の色合いは奈良井と異なり自然。凄かったけど、期待感が強すぎたかも。奈良井と被ってたし、人が多かったのもマイナスかな?
 1610、南木曽町博物館。脇本陣奥谷と歴史資料館がセット。本当は本陣もあったが、時間がなかったのでスルー。
 脇本陣は副業で酒を作っていたとのこと。明治天皇が来たことがあるらしい。これは凄いエピソードだ。ガイドも素晴らしくて見ごたえがあった。
 歴史資料館は中山道の歴史や森林鉄道の解説、はては満州開拓団の話まで。特に幕府に召し上がられていた木曽の林を明治になっても引き続き国に取られたのが悔しくて仕方ない感じだった。なかなか説明が詳しいのに読みやすくて面白かった。
 17時半、出発。近くの温水プールを目指した。上松にありそうだった。電話しても繋がらなかった。とりあえず行くことにした。Uターンして塩尻方面へ。車で30分。
 18時、上松町B&G海洋センター。電気が消えていたorz。今後、電話に出なければ止めた方がいいな。プールは諦めて、温泉に行くことにした。
 1815、梯温泉旅館。いかにも老舗旅館といった佇まい。日帰り入浴は700円。受付のおばさんから建物全体まで雰囲気がとてもよかった。お湯は茶色で底が見えなかった。臭いは鉄。なかなか珍しいかも。いいお湯でした。
 19時、出発。近くの道の駅に移動した。またUターンして中津川方面へ。木曽路をひたすら行ったり来たりしてるなあ。
 19時半、道の駅大桑。国道に面しててうるさいし、駐車場の配置もいまいち。人の話し声も多い。ブログを打った。やることないし、明日のために早く寝るか。