読書
羆嵐(新潮文庫)作者:吉村昭新潮社Amazon Wikipedia三大文学の一つの元となった。1915年に発生した三毛別羆事件をベースにしている。 文章がうまくて恐怖感が伝わってきた。その反面、小難しくて前に進まないから眠くて。結末を知っているとか、時代が今と…
八甲田山死の彷徨(新潮文庫)作者:新田次郎新潮社Amazon Wikipedia三大文学作品の一つの元となった。1902年(明治35年)に起きた八甲田雪中行軍遭難事件を元にしたフィクションである。1971年刊。新田次郎を読むのは「劒岳 点の記」(2014/9/4)以来2回目。…
死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫)作者:小林照幸新潮社Amazon Wikipedia三大文学作品の一つの元となった。この本は日本住血吸虫の発見から撲滅までの100年以上の闘いを描いている。 日本住血吸虫は人間に寄生して、やがて寄生された人はお腹がパン…
運命をひらく山田方谷の言葉50 (活学新書)作者:方谷さんに学ぶ会致知出版社Amazon 河井継之助から山田方谷に興味を持った。 山田方谷は備中松山藩の人。陽明学を支持している。藩主を助け、財政を立て直し、藩主は老中筆頭にまて上った。この本は山田方谷の…
日本鉄道廃線史 消えた鉄路の跡を行く (中公新書)作者:小牟田哲彦中央公論新社Amazon 久しぶりに買った鉄道本。廃線に興味があるので、少しでも情報が欲しかった。著者の名前は聞いたことがあった。調べると2012/5/14「鉄道と国家」という著書を読んでいた。…
三体 (ハヤカワ文庫SF)作者:劉 慈欣早川書房Amazon三体2 黒暗森林 上 (ハヤカワ文庫SF)作者:劉 慈欣早川書房Amazon三体2 黒暗森林 下 (ハヤカワ文庫SF)作者:劉 慈欣早川書房Amazon三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)作者:劉 慈欣早川書房Amazon三体3 死神永…
俺たちの箱根駅伝 上 (文春e-book)作者:池井戸 潤文藝春秋Amazon 俺たちの箱根駅伝 下 (文春e-book)作者:池井戸 潤文藝春秋Amazon 日曜日に買ったばかり。池井戸潤はすべて買うことにしてる。それにしても久しぶり。もう引退したかと思っていた。陸上、野球…
文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。作者:patoアスコムAmazon フリーライターpatoさんの2024年3月発売の本である。とんでもなく期待して、わざわざ本屋に探しに行ったくらいだった。 patoさんとの最初の出会いは、偶然見つけたネット記事「…
図説 ここが知りたかった!日蓮と法華経青春出版社Amazon 池袋の三省堂で買った。教科書レベルで有名な僧はたくさんいる。空海は密教を日本に伝えた。親鸞は心の中で南無阿弥陀仏と唱えれば救われると言った。しかし、日蓮だけは何をしたのかよくわからなかっ…
知られざる幕末の改革者 河井継之助作者:稲川 明雄アルファベータブックスAmazon この本は大学友人Sと池袋の三省堂に行った際に、平積みになっていた。昨年に長岡の河井継之助記念館や塩沢の河井継之助記念館(同じ名前)で詳細は見ていたが、もっと深く知りた…
日本仏教史―思想史としてのアプローチ (新潮文庫)作者:文美士, 末木新潮社Amazon この本を買ったのはいつだったかは忘れた。末木文美士は東京大学の名誉教授。明らかに難しそうだったが、仏教の全体像を深く知りたかった。 内容については、題名の通りであり…
歎異抄 (くり返し読みたい)リベラル社Amazon 歎異抄は親鸞の弟子にあたる唯円が正しい親鸞の教えを伝えるために書いた。親鸞は浄土真宗の祖で、心の中で念仏を唱えるだけで極楽浄土に行けると説いた。 本当のところは阿弥陀様が念仏を唱えさせてくれると考え…
奇偉荘厳の白鳳寺院・山田寺 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 85)作者:箱崎 和久新泉社Amazon この本を見つけたのは最近であり、山田寺が大好きな私はすぐに購入した。シリーズ「遺跡を学ぶ」085。フルカラー。 私が山田寺を知るきっかけとなったのは、小学校の頃の…
縄文土器ガイドブック―縄文土器の世界作者:井口 直司新泉社Amazon いろんなところで縄文土器を見ているが、全体像がよくわからなかったので買ってみた。前回レビューした「縄文土偶ガイドブック」とともに買った。この著者もこないだレビューした「考古地域…
縄文土偶ガイドブック―縄文土偶の世界作者:三上 徹也新泉社Amazon 昨年のGWは国宝の土偶を巡る旅でもあった。この本はその後に「縄文土器ガイドブック」とともに買った。著者はこないだレビューした「考古地域学を学ぶー戸沢充則の考古学」の中の一人である…
考古地域学を学ぶ―戸沢充則の考古学新泉社Amazon この本は今年のGWに東北歴史博物館で買ったように思う。戸沢充則という名前は聞いたことはなかった。それなのになぜこの本を買ったかは今となっては思い出せない。 戸沢氏は戦後に活躍し、明治大学の考古学の…
【新装版】金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)作者:金子みすゞ角川春樹事務所Amazon 金子みすゞを知ったのはおそらく2008年仙崎に行った時である。この時「みすゞ潮騒号」に乗って、仙崎に金子みすゞ記念館があるのを見つけた。この本を買ったのはその後になるが…
アイヌ神謡集 (岩波文庫)岩波書店Amazon この本はアイヌの知里幸恵が大正11年に書いたものである。当時、アイヌは日本人による同化政策のせいで、住む場所を奪われ、生活の基盤であった狩りをすることも禁止された。また日本語を強要され、アイヌ語は存亡の…
新 もういちど読む 山川日本史作者:五味 文彦,鳥海 靖山川出版社Amazon 最初の滋賀から千葉に帰って来た時に、何の話からそうなったかわからないが、Yさんが「山川の日本史で勉強しようかな」と言った。私は高校では日本史を専攻してなかったので山川という…
観音ガールと巡る 近江の十一面観音~『星と祭』復刊プロジェクト編~作者:佳菜子, 對馬能美舎Amazon この本を買ったのは京都大丸の本屋。地域クーポンを使える場所を探していて偶然に見つけた。かねてより湖北の観音信仰に興味があり、こんな本が出ていること…
図説 あらすじでわかる! 日本の神々と神社 (青春新書INTELLIGENCE)作者:三橋 健青春出版社Amazon 滋賀の時に買ったと思う。どうしても神社のことがわからなかったので、勉強したかった。3回読んだ。 最初の章では神社の種類が説明されていた。伊勢神宮から始…
ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観作者:ダニエル・L・エヴェレットみすず書房Amazon この本のことは「ゆる言語学ラジオ」で知った。そこで紹介された内容が衝撃的だったので、買って読んでみることにした。昨年の7月、千葉に来た時から読んでいて…
仕事も人間関係もうまくいく放っておく力―――もっと「ドライ」でいい、99の理由 (知的生きかた文庫)作者:枡野 俊明三笠書房Amazon 久しぶりに枡野さん。非常用で買ってたけど、別に今はそういう時でもなく。ただ久しぶりに読みたくなったので。 枡野さんのエ…
光明皇后 平城京にかけた夢と祈り (中公新書)作者:瀧浪貞子中央公論新社Amazon 万葉文化館に行った時、前回レビューした「持統天皇」とセットで買った。著者も同じ。 光明皇后は持統天皇から4代後の聖武天皇の妃である(天武天皇=持統天皇-草壁皇子-文武天皇-…
持統天皇 壬申の乱の「真の勝者」 (中公新書)作者:瀧浪貞子中央公論新社Amazon この本を買ったのは、明日香の万葉文化館だった。奈良のあちこちを回っていると、かつて漫画日本の歴史で覚えたはずの、歴史の流れがいまいちわからなかった。一度全体の流れが…
小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの作者:森 健小学館Amazon この本を買ったのはおそらく入院前だったと思う。奥付の重版情報では2017年6月の第8刷となっていた。ブックカバーを見るとジュンク堂で買ったようだ。おそらく三ノ宮だろ…
日本国紀作者:百田 尚樹Gentosha/Tsai Fong BooksAmazon この本は、2019年の退院後すぐに大学友人Sから勧められた。著者の百田尚樹のことは「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれた男」などで気に入っていた。2019年のGWに読んだが、無理があったのか帯状疱疹が出て…
ハヤブサ消防団 (集英社文芸単行本)作者:池井戸潤集英社Amazon 池井戸潤の新作。題名はパッとしない感じだった。 池井戸潤には珍しく銀行が出てこない正統派ミステリー。田舎と宗教に挑戦。相変わらずの池井戸節だが、文章に鋭さや深さがなくなってるように…
北海道廃線紀行 ──草原の記憶をたどって (筑摩選書)作者:芦原伸筑摩書房Amazon 稲毛海岸のイオンに行った時に、未来屋書店で偶然見つけて買った。北海道廃線は私の好物。 北海道の廃線跡を紹介している。どういうわけかオホーツクの廃線は入っていなかった。…
未解決事件 グリコ・森永事件捜査員300人の証言 (新潮文庫)作者:NHKスペシャル取材班新潮社Amazon この本を買ったのはいつだかは覚えていないが、尼崎時代だったと思う。平積みにされていて、衝動的に買った。一度読もうとしたが、面白くなくてお蔵入りして…