びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/02/10(金)年休「電話」

 起床は6時半過ぎで、7時前に朝食。部屋でベッドに寝転んでのんびり。
 今日は京都市京セラ美術館のアンディ・ウォーホル・キョウトを見に行くことにした。昨晩、ネットで見つけて、チケットを買った。アンディ・ウォーホルポップアートで超有名で一度は見てみたかった。
 9時過ぎに出発。寒くて雨が降っていた。920頃、四条高倉バス停から平安神宮行き。岡崎公園下車。
 目の前にあったみやこメッセの中へ。ここは京都市勧業館と言って、おそらく中1の時に矢野と打谷と来たことがあった。学校の感想文を書くのに、3箇所の施設が指定されていて、ここを選んだ。中学で初めての遠出であり、そのことがずっと頭の中にあった。大人になってから京都に頻繁に来るようになっても、ここの近くに来ることはなかった。唯一琵琶湖疎水沿いを歩いた時に通ったっけ。
 京都市京セラ美術館には開館20分前に着いた。平日の雨に関わらず20人くらいが行列していた。大人気やん!
 アンディ・ウォーホルは有名になる前と後に2回に来日していて、その際には京都を訪れていたらしく、どうやらこの展示では京都のスケッチや写真が目玉だったらしい。有名になる前の作風は、まだウォーホルらしさが完成されていなかったが、特徴の輪郭線のにじみやポップな色使いの片鱗は見せていた。
 抽象化して大衆からはかけ離れていく美術を否定するように、商業的なデザインや映画などのメディアミックスを展開した。代表作であるキャンベルスープマリリン・モンローは今で言うところの二次創作にも関わらず、唯一無二の個性があった。一つ付け足すだけでもオリジナルになるまさしくシュンペーターの言うところの新結合。
 同じ図案で色だけを変える手法は、いろいろな角度から対象を見ることで違った魅力や印象を引き出した。またシルクスクリーンの掠れた質感は、はっきりとした輪郭を否定して、対象に幻想的な雰囲気を付与した。
 晩年は暗い基調になり、死を連想させる頭蓋骨が出てきたり、商業主義に別れを告げてメッセージ性の強いものになった。最後は「最後の晩餐」シリーズで、カトリックの世界観とポップアートの融合を試みた。
 アンディ・ウォーホルはとても興味深くて鮮烈な印象を与えた。とことんまでポップでかっこよくて、まさかこんなに魅了されるとは思わなかった。それはアンディ・ウォーホルが大衆を相手にしてたからだろう。それでも時代を感じさせることはなくて、普遍的なものがあるように思えた。まるでビートルズのような衝撃。思わずミュージアムショップで特集記事の載った雑誌を買った。それくらいのパワーを秘めていた。
 12時、美術館を出て、昼食の店を探したが、見渡す限り店がなさそうで、見つけたと思ったら、観光客相手の気取った高そうな店で、そのうち東山駅まで来た。一本入ったところの道に昭和風の「屋島うどん」があった。表に出ていた看板のメニューはどれも安かったので入ることにした。カウンターに椅子。お客さんは薄汚いおっさんばかり。親子丼とミニうどんを注文。うまかった。安くて、うまいなんて、最高じゃん!
 1310、平安神宮。京都の修学旅行では定番のスポットで、前々から鳥居がデカイと思っていたが、中に入るのは初めてだった。デカイだけ。建立が明治やん。。。
 13時半、みやこメッセにある京都伝統産業ミュージアム。伝統工芸品の説明や作り方の解説があった。アンディ・ウォーホルですっかり満足してたし、お腹いっぱいで眠かった。
 途中退出して、1420、館内にある「ABURU」という喫茶店に入った。ロイヤルミルクティは650円でちょびっとしか入ってなかった。でも、キャラメルみたいに甘いけど、牛乳で爽やかで、めっさ美味しかった。こんなに美味しかったのは初めてかも?
 1510、京都伝統産業ミュージアムに戻った。やっぱり眠かった。伝統工芸品は好きだけど、あまりに情報量が多かった。それからダイエットで体力が落ちてたのかもしれない。
 1650、東横インに戻った。ベットに寝転がりAさんへのメールを打った。今日はこちらから先に出すつもりだった。向こうは仕事中だから出すかどうか悩んで、結局19時に出した。すると、電話していいかと返信が来た。\(^-^)/。
 初めての電話。2週間ぶりの声でメールばかりで溜まってたもやもやがすべて吹き飛んだ!積もり積もった話が次から次へと出てきた。気がつけば1時間半経っていて、話の続きは明日にしましょうとなった。なんかメールも電話もAさんにリードされてるなあ。
 今日はアンディ・ウォーホルでまとめるつもりだったのに、電話がかかってきて気持ちが完全に持っていかれた。この一歩は大きな前進だった。