びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/02/19(土)「奈良」

 今回はまた奈良にした。こないだ行きそびれた新薬師寺が気になってたところに、奈良国立博物館で特別展示をやっていた。さらに、このことを明日香で知り合った人に電話で話したら「行ったら教えて」と言われていた。
 840出発。1010到着。600円パーキングは満車だったので800円へ。
 1045、奈良国立博物館。こないだ行ったばかりだが、今回は特別展をやっていた。今まで特別展に行ったことがなく、どんなものか気になっていた。
 「国宝聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」。先週行った大神神社で宝物収納庫が休館だったのだが、その時に今回の特別展があることを知った。
 聖林寺十一面観音菩薩立像はもともとは大神神社の神宮寺である大神寺(後の大御輪寺)のご本尊だった。神宮寺とは神社の中にある寺であり、大御輪寺は日本最古の神宮寺だった。明治の廃仏毀釈により大御輪寺は廃寺されてしまった。その際に、十一面観音菩薩立像は聖林寺に移された。
 後で調べたところ、聖林寺三輪山系の寺であり、当時の住職が力があったため(東大寺戒壇堂の役職を勤めていた)、仏像が移動されたそうだ。国宝をもらえるとは聖林寺はラッキー?
 十一面観音菩薩立像は、スラッとした体躯で腕は細く長かった。現代ではスリムな仏像が好まれるのかもしれない。仏像の価値は信仰とは関係なしに美術品として評価されるような気がする。皆が凄いっていうから、私も凄いと思い込もうとする。
 廃仏毀釈の際には、地蔵菩薩立像も法隆寺に移され、こちらもまた国宝である。私は最近地蔵菩薩が好きである。地蔵菩薩は、釈迦の入滅の後、弥勒菩薩が出てくるまで、集衆を救うワンポイントリリーフである。金ぴかの観音様と比べて、見た目は丸坊主で地味だけど、観音様はどこか上から目線なのに比べて、お地蔵さんは木訥としていて、その辺りにいそうな人間ぽさがある。
 1125、特別陳列「お水取り」。東大寺二月堂のお水取りは関西人ならその名前を一度は聞いたことがあるくらい有名。だけど、私は、何をするのかわかってなかった。
 こないだ二月堂に行ったけど、やっぱり何かわかっていなかった。先週の万葉文化館でボランティアのおじさんが、聞いてもないのにお水取りについて教えてくれた。熱く語ってくれたけど、まだよくわからなかった。
 今日、ちょっとだけわかったような気になった。お水取りは3/1から14日間の行事で、1年の罪を懺悔するものである。正式には修二会(しゅにえ)と言い、奈良時代から毎年やっているらしい。
 ただ、やっぱりよくわからないとこも多かった。神様を呼んだら遅刻してきたので、おわびに井戸が湧いて、その水を汲むとか?白と黒の鵜?天狗が奪いにくる?過去帳?なんかいろんなこのがごちゃごちゃになってるような気がする。密教も入ってるみたいだし。記事で見たら国家安泰を祈願するってなってるし。
 ミュージアムショップでまたまた本を買った。まったく読んでないのでどんどん溜まる一方。
 1245、いつぞやの葉風泰夢で昼食。
 1335、またまたなら仏像館。今回は行ったばかりだから止めようかとも思ったが、せっかく入れるのだからと。
 国宝が一つあったはずと思ったら、元興寺薬師如来立像だった。平安後期を代表する仏像とのこと。うーん。すっかり忘れているのはヤバい。覚えておこう。
 特別展示は今回も吉野金峯山寺金剛力士像(阿形、吽形)だった。5mあり大迫力だった。でも、南北朝時代の作だからか重文止まり?
 青銅器館は相変わらず渋すぎる。ただ、仏像館から分岐してるのは、どうにかならなかったのだろうか?
 時間が中途半端になってしまったので、1520、奈良県立美術館。美術館は行かないって言ってなかったっけ?。
 「奈良県美から始める展覧会遊覧」、ここの美術館が所有しているコレクションから適当に選んで展示したらしい。また奈良県に縁のある人の作品を展示。
 普通の絵の中に裸の少女とかあると美術とは別の感情が動いてしまう。モチーフとして反則のような気がする。一分野だというならそうなんだろうけども。
 なんでも鑑定団みたいにバックグラウンドを説明して欲しいなあ。野球だって、音楽だって、説明が欲しい。勝手に勉強しろってことなんかもしれないけど。
 17時、天理スタミナラーメン。前回、味がアレっと思ったけど、今回もまた違う味だった。ドロッとして味噌ラーメンみたいになっていた。味の再現性がないのかよ。
 1740、東横インにチェックイン。今日はあんまり撮れ高がなかった。面白いとこには行ってしまってるからなあ。