びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/04/30(火)年休「男鹿」

 道の駅あきた港。雨が降り始めていた。起床は455。朝食、昨日寝落ちしたブログの執筆、髭剃り、荷物の片付け。今日の戦略を立てた。本命の秋田県立博物館はなんと休館!ことごとく閉まってるなあ。これでは秋田に来た意味がないぞ!一日どこかで時間を潰さないと。にかほのTDK関連に行きたかったが、本当にTDKしかなくて、抜け道もなかったので、にかほとの往復だけのために行く気は起こらなかった。これから回る予定だった男鹿をぐるっと先に回ることにした。
 735、出発。男鹿の前に近くの秋田臨海鉄道秋田港駅跡に見に行った。秋田臨海鉄道は2023年5月に解散していた。驚いたことに真新しい駅舎と駅名標があった。駅名標はJRを真似たものだった。なぜ旅客営業してないのに、旅客扱いしてるような駅があるんだ?それに新しいのはどういうことなんだ?ネット記事ではレールを剥がして売ったことになっていたが、とても広くて広すぎる構内にはレールはそのまま残っていた。どういうことなんだろう?
 750、出発。県道56号線を男鹿に向けて北上した。道沿いには風力発電の風車が一列に規則正しく並んでいて圧巻だった。日本海側では風車をよく見たが、ここは特にその数が多かった。風車は景観を乱すから好きじゃないんだよな。儲かってるということなんだろうか?
 810、道の駅てんのう。情報を仕入れたかったが、たいした情報はなかった。なぜか展望タワーがあった。
 820、男鹿総合観光案内所。観光案内所は閉まっていたが、ここには巨大な2体のなまはげ像があった。この先から男鹿半島という感じがした。
 8時半、神ガソリンスタンド「オカモト」が現れた。見たら必ず給油する自分ルール。表示167.9円/Lに対して実際は152.6円/L。安定のクオリティw。店の名前を確認したら「男鹿なまはげモール」、凄い名前だと思った。
 男鹿半島の付け根にある寒風山に行くことにした。寒風山は緑の禿げ山でまるで阿蘇みたいだった。850、寒風山園地小展望台。広い駐車場には1台しか車が停まってなかった。土産物屋はユンボで解体中。丘の上の展望台はロープが張られて入れないようになっていた。昔はここしかなかったのかな?
 905、寒風山回転展望台。頂上に展望台があった。入場料は550円。お金取るんかい!展示コーナーがあった。2階男鹿半島・大潟ジオパーク展示室。3階男鹿半島なるほど展示室。意外とよかった。4階回転展望台からの景色は、別に展望台に上らなくても見えるものだった。床が結構な速度で回ってるのがインパクトがあった。明石の天文台を思い出した。他にももう一ヶ所くらいあったような?(須磨浦山上遊園でした)
 1005、出発。寒風山を下りて、男鹿半島を海岸に沿って時計回りに一周することにした。ここは1998年のやすをとの旅行で来た場所だった。対向車とのすれ違いで、車を端に寄せすぎて、コンクリートにホイールを擦ったのを覚えていた。
 1020、道の駅おが。情報を仕入れたかったが、たいした情報はなかった。珍しくスーパーマーケット併設だった。
 1035、鵜ノ崎海岸。鬼の洗濯板。干潮ではなかったのでよくわからなかった。
 1050、潮瀬崎。帆掛島とゴジラ岩があった。能登の時もそうだったが、奇岩シリーズは辛い。ゴジラ岩は能登にもあったし。それでも見てしまう。奇岩って意外と覚えてるんだよなあ。
 11時、門前駐車場。大きななまはげのモニュメント再び。もしかして、男鹿半島のあちこちにあるんじゃないか?
 1105、五社堂駐車場。本当は長楽寺の寳物館に行きたかった。寳物館らしきものはあったが、やってなさそうだった。五社堂が何だかわからなかったが、森の中にはとても長い石段があった。羽黒山を思い出した。ただ、羽黒山と違い、段は不揃いでワイルドだった。
 11時半、赤神神社五社堂。5つの社が横並びになっていた。とても雰囲気があった。東北にこういうのがあったんだな。ここはなまはげ発祥の地と言われていた。そのためか途切れなく人がやってきていた。
 12時、舞台島。はるか向こうの半島の先端にある島のように見える岩場。上部が平らになっていて舞台に見えるそう。さすがに酷くないか?
 道はどんどん山を上っていった。この辺りの昔の移動手段は船であり、自衛隊が道を作ったそう。まるで北海道の江差あたりの話だなあ。そのうち眼下に加茂青砂というどうみても船でしか行き来できなさそうな集落が現れた。そこに住む人たちは都会の喧騒なんて無縁なんだろうな?小学校ってどうしてるんだろ?
 1215、カンカネ洞。海蝕洞。そういうのは何回も見てるしなあ。増毛の無人島とか能登聖域の岬とか。
 1245、男鹿水族館GAO。よくもまあこんな交通の便が悪いところに作ったもんだ。時間的にスルーしたかったが、ここまで来て行かないわけにもいかないだろう。何よりお腹が減っていた。1200円。
 レストラン「フルット」。メニューがほとんどありきたり。自然と地元の高校生が考案した「男鹿の鱈としょっつるペペロンチーノ」に誘導された。しょっつるの味をよく知らないが、なんとなくアクセントになっているような気がした。
 水族館は入ってすぐに青い巨大水槽。大体この巨大水槽で水族館の規模がわかるというもの。ここは小さな方だった。巨大水槽には定番のエイやウミガメが泳いでいた。あとは普通の展示。でも、じっくりとたくさん泳いでいる魚を種類ごとに見分けていた。水族館にも通いつめると面白いのかもしれない。ここにはシロクマとゴマフアザラシがいた。これが目玉なのかな?
 1525、男鹿真山神社男鹿半島の信仰を集める神社。昔は真山と本山の2つの山と五社堂を修験者が修行で通ってたらしい。
 1540、なまはげ館。なまはげの説明があった。なまはげは大晦日男鹿半島の集落で行われる。1年の穢れを落とし、新たな気持ちで新年を迎えるための行事であった。隣の男鹿真山伝承館で16時から実演があった。バン!と引戸が開いて、なまはげが登場するとともにバンバン壁を叩き、ドシドシ足を踏み鳴らす音が強烈だった。あとは「う~」という唸り声。これはド迫力だった。それなのに家の主人との問答やシコを踏む動きはユーモラスで。最後はなまはげが落とした藁を拾った。これを頭に巻くと無病息災になるらしかった。なまはげは地域の繋がりや家族の大事さを感じられる素晴らしい体験だった。正直、私も目が覚めるような気持ちだった。
 1715、入道崎。1998年に来ていた。灯台までの緑の原っぱがきれいな印象があった。時間が遅いからか店はすべて閉まっていた。広い駐車場には車が1台だけ。原っぱの草は刈り込まれずに伸びていた。前とはうって変わって、なんだかとても寂しい雰囲気だった。
 1740、八望台。ここからは八方の景色が見えるようだった。近くに一ノ目潟とニノ目潟があった。これらは火口に水が溜まったものだった。展望台から見るよりは一ノ目潟とニノ目潟の間の道路に路駐した方が眺めがよかった。
 秋田に戻ることにした。1810、ローソン男鹿日詰店。店内キッチンのからあげ弁当を買って、車の中で食べた。
 1845、行きと同じ神ガソリンスタンド。ふと操作盤のところにバーコードの書かれた札がぶら下がっているのに気づいた。値下げしてくれるようだった。なんと5円引きで145.8円/Lとなった。他の店よりも20円以上安い!これはとんでもないことだった。やっぱり神だ!!!
 1905、道の駅てんのう。ここには温泉があった。1910、天王温泉くらら。普通の温泉だった。風呂上がりにブログを打った。21時まで。そのまま車中泊