びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/04/15(土)「東博」

 6時、起床。車で出かけようと思っていたが、雨が降っていた。雨が降っていると、渋滞が酷くて、何より走ってても面白くなかった。雨を降りきってまで行きたいところもなかった。一方で、5/23にエックス線作業主任者試験を受けなければならなくなった。試験まで日がないことから、早目にテキストを買っておきたかった。総合的に判断して、東京の本屋に行くことにした。ついでに東京国立博物館で特別展「東福寺」をやってるので、抱き合わせで見に行くことにした。9時過ぎ出発。
 東京駅でしうまい弁当を買った。真の目的はしうまい弁当だったかも?
 1050頃、上野駅でしうまい弁当を食べるためにベンチを探した。雨が降っているので駅の建屋の中がよかったのだが、どういうわけか建屋の中にはベンチはなかった。仕方なくホームに降りることにした。人目の少ない閑散としたホームを選ぶと、そこは品川方面行きの常磐線ホームだった。誰が品川に行くのにわざわざ常磐線ホームを使うのか?実質降車専用ホームと化していた。
 自販機でペットボトルのお茶を買おうとしたら、ガチャンという音はするのにお茶が出なかった。もう一度やってみても同じだった。初めて自販機に書いてあった番号に電話することに。すると、暗い声の男性が出た。男性はやる気のなさそうな声でまずは謝罪した。休みに謝るだけの仕事か。辛いな。どうやって対処するのかと思っていたら「現任書留で返却します」と言われた。そのために住所と電話番号を伝えなければならなかった。何から何までめんどくさかった。完全にlose-loseだった。
 11時半、東京国立博物館。雨にも関わらず、結構並んでいた。西洋人がめっさ増えてた。東福寺に人気があるとは思えないのだが?日本人が大英博物館とかに行くようなもんか?
 東福寺は、京都の南にある禅宗の寺で、昨年2回行った感想は、建物と庭だけ。何にもわからずまったく面白くなかった。もしかしたら、展示だといろんな情報が得られるかもしれないと期待した。
 先週に行った京都国立博物館の「親鸞」がつまらなかったので、「東福寺」もそうじゃないかとイヤな予感があったのだが、そこはさすが東博というべきか。興味を持って回ることができた。京都の展示にはストーリーがないことに気づいた。論外。
 東福寺の展示は、創建した円爾の資料が中心だった。円爾のことは知らなかったので興味深かった。博物館らしく思想的な話は一切なし。博物館には魂がこもってないのは毎度のことでいつも残念に思う。他には明兆の五百羅漢図。五百羅漢図には山田五郎風の台詞が書き加えられているのが、博物館らしくなくて新鮮だった。いや、本当に山田五郎を意識したのではないか?
 禅宗には仏像はないと思っていたが、仏像の展示があった。東福寺の本堂には高さ7.5mの坐像があったらしかったが、明治14年に焼けたため、ご本尊の右手しか残ってなかった。それでも大きかった。また廃仏毀釈の影響か付属の寺から大きな二天王像、四天王像などを移設したらしい。鎌倉仏であり写実的でそこそこ凄かった。普段から公開すればいいのに。
 常設展示。考古展示室。前に中途半端に回ったような記憶があったが、実はその後にちゃんと回っていたことに気づいたり。でも、何度見ても面白い。
 彫刻。いつも違った仏像がある。展示の意図は特に感じられない。虫干ししてるだけではないか?仏像を知らない人には何でもいいんだろう。仏像を見慣れてる人にもランダム性があってよいのかもしれない。
 ミュージアムショップは混んでいた。本を買おうと思って思い直した。最近、よく買うけど、袋から出さずに棚に押し込んでるだけだし、積ん読も溜まっているし。1635、撤収。
 東京駅でますのすしを買う。これが真の目的か?
 丸の内オアゾにある「丸善」に行った。いつの間にこんなんが出来たんだ?八重洲ブックセンターが休業してるから助かるなあ。丸善は広くてたくさんの本があった。いい本屋を見つけたかも?
 エックス線作業主任者のテキストは検索では置いてあるようだが、なかなか見つからなかった。エックス線は分野が曖昧なんだよなあ。30分くらい探してようやく見つけた。2冊あったが、ほぼ迷わずオーム社の過去問をおさらいしてる方にした。大体こういうのは、教科書は役に立たなくて、過去問をやっとけば間違いはない。またオーム社には環境計量士でもお世話になった。
 今日は雨は降ったが、有意義な一日を過ごせた。あとは試験勉強かな?