びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/05/02(木)年休「八郎潟&深浦」

 道の駅あきた港。2時頃に1回起きた。起床は5時半。少し寒かった。朝食後、昨日のブログを修正、髭剃り。
 7時、出発。今日は八郎潟から北上する予定だった。その前に昨日国道を走ってる時に油井を2箇所発見したので見に行くことにした。
 720、八橋油田外旭川油井。お店の駐車場の横にあった。右と左に地面に突き刺さった棒があり、カッタンカッタンと音はしないけど、シーソーのような動きで交互に原油を汲み上げていた。別に原油が見えた訳ではないけど。火気厳禁の看板立っていたが、車の点火は大丈夫なのだろうか?
 秋田道の秋田北ICから五城目八郎潟IC下車。八郎潟の回りは水路になっていて、南の方は少し広く調整池となっていた。八郎潟の南東にある橋を渡ると、調整池が広がっていた。渡りきったところに小さな公園があったので寄り道した。調整池の写真を撮りたかった。
 755、八郎潟河川公園。歩いて橋へ行った。橋は大潟橋と言った。歩道はなく、猛スピードの車がビュンビュン飛ばしていた。車は私を避けるために大きく反対車線に膨らんだ。橋の真ん中の方に行き写真を撮った。水は青くて空も雲一つない青空が広がっていた。色のきれいな写真が撮れた。
 大潟富士を目指した。すると、道の両側には菜の花が途切れることなくずっと咲いていた。房総半島や御前崎の菜の花が霞むくらいここのは規模が大きかった。そして菜の花に加えて美しい八重桜も加わった。とんでもなくきれいな景色だった。正直生きててよかったと思ったくらい。きっと極楽とはこういうところに違いない。東北で観光資源を作りたいなら菜の花と桜をコラボすべきだ。
 810、大潟富士。標高0m、日本で一番低い山だった。天保山ではなかったのか?大潟富士はきれいな円錐形で芝生で覆われていた。明らかに人為的に盛られた山のように見えた。まるで円墳のようだった。八郎潟干拓したので、もともと標高はマイナスだった。そこに山を作って頂上の標高を0mに合わせた。しかも山の高さは3.776m。富士山の1/1000。さすがに狙いすぎだろ?てっぺんに登ると何かボールのような物が埋まっていた。三角点のようなものらしかった。
 側でビーチパラソルの下で頬かむり長袖の農作業スタイルのおばさんが椅子に座って新聞を読んでいた。これまでも秋田ではそういうのを見ていた。おそらくババヘラアイスを売ってると思われた。ババヘラアイスとは凄い名前だ。なんか現代にそぐわない蔑称のように思えるのだが?アイスをヘラを使ってバラのように盛り付けるらしかった。表示がなかったので何を売ってるのかおばさんに聞いてみると「ババヘラアイス」と言われた。250円、寒かったけど、せっかくだから買ってみた。おばさんが衣装ケースを引き出すと、中にはたくさんのコーンが入っていた。その中から一つを取り出した。そして大きなずんどうを開けると、ピンクと黄色のアイスをヘラで盛り付け始めた。ずんどうの中を覗き込むと、半分がピンクで半分が黄色だった。アイスの見た目は美しかった。目でも楽しませてくれるのはアイディアだと思った。アイスはシャーベット状でシャキシャキしていた。味はチープではあるが、ほんのり甘くておいしかった。遠い昔に戻ったような気がした。味はあまり意識しなかったが、あとで調べたところによると、イチゴとバナナらしい。おばさんとはいろいろ話した。菜の花畑は桜の季節にはもっときれいだとか。ぜひ見てみたいけども、その季節に来るのはしばらく難しいよなあ。とても優しいおばさんでいい思い出となった。
 北緯40度東経140度交会点標示塔を目指した。まさかのダート道になった。後ろを振り返ると物凄い土埃が舞ってた。ダート道からの風景はまるで北海道だった。遠くまで見渡す限りひたすら田んぼと畑、道はひたすら真っ直ぐだった。
 855、北緯40度東経140度交会点標示塔。北緯と東経で10刻みの数字が陸地で交わるのは日本でここだけだとか。昔は湖の中だったわけだが。唐津に行った時に東経130度交差点があったことを思い出した。あの時何気なく写真を撮ったけど、あとで有名だということを知った。今として思うにスマホで位置を調べるべきだったな。
 910、大潟村干拓博物館。今日はここが本命だった。GW期間は入場無料。大潟村八郎潟干拓して誕生した。教科書では大規模な農業をしていると書かれていたが、今は田んぼから畑へ転換してたりするらしい。入植者はくじ引きで選んだとのこと。そういうのって土地代とかどうなってるんだろうか?その人たちは今は幸せなんだろうか?
 受付が観光案内所を兼ねていた。大潟富士の登山証明書と北緯40度東経140度の到達記念証明書をもらった。
 1025、大潟村干拓碑。道から奥に入ったところにあり、手入れされておらず草ぼうぼうだった。場所を移せばいいのに。
 1035、大潟村カントリーエレベーター公社。円柱形の高さ30mくらいありそうな巨大なタンクがいくつも並んでいた。北海道などでよく見たやつ。ここの規模は日本最大とのこと。ここでは収穫した米を低温に保つことができるため、おいしさが保たれるらしい。
 八郎潟から能代へ北上した。海岸沿いでは風車がたくさん回っていた。
 1115、キッチン大山。地元の食堂。陽気なおばさんに今日のスペシャルランチを薦められた。野菜ラーメンとミニ手羽カツ丼のセット。野菜ラーメンはおいしかった。カツ丼は薄味かな?地元の人がひっきりなしにやってきて雰囲気のいい賑やかなお店だった。
 1155、柳町駐車場。12時、能代バスケミュージアム。入場無料。能代と言えばバスケの町である。何があるか期待したが、能代の応援団のような内容だった。バスケをあまり知らない私では難しかった。駐車料金は100円。
 1220、旧料亭金勇。明治23年創建。1階の満月の間の天井には、長さ9.1mの板が5枚使用されていた。こんなに長いのはなかなか見当たらないらしい。また昨日の秋田県立博物館で見た能代春慶はここの所蔵だった。なるほど。ここでは囲碁のタイトル戦も行われていた。2階へ上がると、110畳の大広間。天井は四畳半仕切り卍状格天井。これもインパクト大だった。とにかくすべてが完璧に手入れされていて、これほどの物は京都でも見られないと思った。素晴らしかった。
 1310、風の松原。ただの松林だよなあ。虹ノ松原を思い出した。散歩コースがあったみたいだが、先を急ぐのでパス。
 この先は1998年のやすをとの旅行でも通らなかった場所だった。今回の旅行の目的の一つだった。ここには五能線が通っていた。また白神山地世界遺産になったりした。13時半、道の駅みねはま。情報を仕入れたかった。
 1345、鹿の浦展望台。国道101号線を走ってたら出てきた。切り立ったノコギリ状の断崖が見えた。北海道の日本海側の風情だった。
 14時、国道から離れて八森ぶなっこランド。白神山地の情報が欲しかったが、ジオパークでいまいち。1415、体験交流センター白神ふれあい館。ぶなっこランドとセットであった。展示はなさそうだった。なぜこれが必要なのかわからなかった。1425、三十釜。渓谷。とんでもない山道となった。以前大変な目に遭った朝日山を思い出した。粘ったけど、途中で諦めて引き返した。すると、最初に渡った橋がそれみたい。案内が悪いわ。
 1440、国道に戻って秋田県自然体験活動センターあきた白神体験センター 。入ったら笑顔のお姉さんが近寄ってきて、「ここは小学校の体験施設です」と言われた。すんません。
 十二湖。どんなところか小学校の頃から気になっていた。それは「国鉄駅名全百科」の影響だった。やっと念願が叶う時が来た。
 1515、八景の池。木立の中から瑠璃色の池が見えた。二ツ目の池。王池西湖。王池東湖。越口の池。全部瑠璃色。絶対あとでどこの写真かわからなくなるやつ。15時半、十二湖ビジターセンター。十二湖は33あるらしかった。青池が有名なのを思い出した。中の池。落口の池。全部瑠璃色。1545、奥十二湖駐車場。500円。ここだけ金取るんかい!しかも高い!鶏頭場の池。瑠璃色。
 1555、青池。写真でも見たことがあるが、あんまり青いと思わなかった。私が撮った写真もあんまり青くなかった。プロのカメラマンが撮った写真は青かった。時間帯なのか腕の差なのか。ここはハイキングする場所だった。
 五能線沿いを北上した。天気がよくていいドライブとなった。ひたすら海で岩礁があった。五能線の時の大体同じ印象だった。
 1645、ウェスパ椿山乗り鉄の頃からこんなとこに作って大丈夫かと思っていたが、2023/10/31に閉園していた。25年もったらしい。頑張ったなあ。真新しいスロープカー留置されていた。もう動くこともないだろう。
 1655、五能線全通記念碑。昭和11年7月開通。
 17時、不老ふ死温泉。海辺で入れる温泉でかなり有名だった。夕陽が近いので混んでるかもと思ったら駐車場に入れた。ラッキーと思ったら、日帰り温泉の受付は15時半までだったorz。海は見れたからまあ入らなくてもいいか。
 北上を続けた。深浦を過ぎた。ここには太宰治が泊まった旅館があった。1740、ふかうら文学館。開いてなかったが、外から見ただけで充分だった。
 1755、五能線驫木駅。「驫」の漢字がおそらく駅の中で一番画数が多い。ここも子供の頃から気になっていた場所だった。小さな木造駅舎からは日本海が見渡せた。ちょうど夕陽が沈むところで、海の上に光の道ができてたいへん美しかった。
 18時半、千畳敷駐車場。夕陽が沈むのを見届けたかった。たくさんの人が夕陽を眺めていた。水平線の空は真っ赤な夕焼けとなった。真ん丸の太陽が日本海の向こうに沈んでいった。太陽の円が水平線にかかるまでは長かったが、沈み始めるとあっという間だった。思えば夕陽が完全に沈むのを見たのはいつ以来だろうか?美しい夕陽だった。
 鰺ヶ沢で何か食べようかと思ったが、何にもなかった。今回の東北では大体19時にはどの店も閉まっていた。仕方ないので先に進んだ。
 1925、ローソン津軽森田。最初に出てきたのがローソンだった。ローソン比率高いのは、私がローソン好きだから。晩飯の竜田揚げ弁当と明日の朝食のパンを買った。竜田揚げ弁当は車で食べた。
 20時、あづましの里温泉いい湯だな。480円。シャンプーは持参する必要があったが、書き込みで褒められていたとおり、素晴らしかった。特に湯船が熱くて気持ちよかった。23時までなのも東北では珍しかった。風呂上がりにブログを打ったが、途中で眠くなったので撤収した。
 22時半、道の駅もりた。マイナーな道の駅。車が通らなければ、めっさ静か。今晩は寒くなりそう。
 まさか今日一日で秋田から鰺ヶ沢まで移動できるとは思ってなかった。あまりにも五能線沿線が何にもなかった。五能線で見た時のまんまだった。世界遺産になった白神山地に期待していたが、まったくの期待ハズレだった。国道101号線もあんまり車が走ってないし不人気もいいところだった。
 この旅をどうやってまとめようかと思い悩んでいたが、だいぶ先が見えてきた。あとは無事に完走するだけだ。