起きたのは1時半だった。久しぶりに繋がれた点滴台は鬱陶しかった。夜中に隣のじいさんのことを看護婦さんにチクった。「奥さんが来て4日連続で12時から20時まで話しこんでいる。悪気はないのかもしれないが、ちょっと勘弁して欲しい」。
昨日から隣のじいさんのところには看護学生が研修に来ていた。なぜか昨日来なかった看護婦さんが来て「うるさいかもしれませんが、よろしくお願いします」と言った。まさか私のクレームのことを研修と勘違いしてるんじゃないだろうな？別に研修については何も思ってないが？
父親に社宅の鍵を渡してしまっていたので、鍵を新しい物に交換したかった。ちょうど鍵のたてつけが悪かったので、それを理由に鍵の交換を工場人事に申し入れた。さっさと終わらせたかったので自腹でもいいと思っていたが、意外にも「鍵の交換はできない」と言われた。鍵は協力会社の人に直してもらうことになった。お金はかからないが、困ったことになった。社宅退去時に鍵を1つなくしたと言わなければならなくなった。ややこしいことにならなければいいが。
結局隣のじいさんはいつもの夕方までうるさいままだった。看護婦さんが注意しなかったのか、じいさんがおとなしくしたつもりだったのかはわからないが、いずれにせよまったく改善効果は見られなかった。
私のストレスはMAXに達していた。頭の中が悪い感情で支配されていることを意識した。身体までもがしんどくなってるような気がした。実は寝不足で疲れているのだろうか？ネガティブな感情を追い出すためには、基本に立ち返り目の前の仕事をこなすしかないと思った。
するとTさんから電話がかかってきた。テンションが低い中でしゃべるにはパワーが必要だった。ただ気持ちを切り替える必要も感じていた。暗い気分は話しているうちに明るくなっていった。身体も少しラクになったような気がした。ちょっとした気の持ちようでずいぶん変わるもんだと思った。Tさんがいてくれて本当にありがたかった。
明日は今日よりいい日にしたいな。
