ベッドには大きなサイドテーブルがついていて、よく使うものを載せるとともに、食事のお盆を載せたり、採血や点滴の作業スペースとして使っていた。4人部屋に移ってくると、サイドテーブルの右側に有料TVが鎮座していた。右側は通路に面していて、通路からお盆を載せたり採血ができなくなるため、かなり邪魔だった。TVを左側に移動することができれば、皆が幸せになると思った。今日隣の男の子と看護婦さんの会話で｢TVが邪魔だから反対に動かした｣と聞こえてきた。動かせるのか？別の看護婦さんとネジを回した。しかし、ネジが固くて動かなかった。男性看護師さんを呼んできてネジは回ったが、TVはがっつり固定されていた。隣の看護婦さんがやってきて｢隣と入れ換えましょう｣と言った。隣のTVは私とは逆の左側についていた。男の子はTVをはずしたのではなく、テーブルを180ﾟ回転させてTVを右側に移動させていた。隣とテーブルを入れ換えると、とてもすっきりした。あまりにうまくいったので一人悦に入っていた。
当直の先生が輸血に来たとき点滴台を指して｢かなり軽くなったね｣と言った。軽いどころか常時繋がってる物はなかった。｢今は輸血しかないです｣と言うと、｢外で輸血することも考えなきゃいけませんね｣と言われた。吹田市民病院のことを聞いたら、｢西宮もいいとこだよ｣と言われた。吹田市民病院より西宮の方が頼みやすいのだろうか？外での輸血の可能性は必ずではなくなくはないみたいな感じだった。治療的にはあまり薦めてはないのかもしれない。
