びーの独り言

どこいくの?どっか。

2019/02/27(水)休「入院237」

 起きたのは0時半だった。目の前のやることに集中して、一つ一つ問題を確実に終わらせることを目指した。最大の問題はブックレビューの作成だった。12月よりずっと滞っていた。しかし、集中できずネットサーフィンをしていた。そのうち腕を枕にして寝ている始末。朝方寒くなってきてようやく頭がスッキリしてきたが、ノリがよくなってきた頃にはもう朝食だった。
 朝食前のルーチンに集中していたが、看護婦さんが血糖値測定の結果を聞きに来なかったので、妙に腹が立った。世界がすべて敵に回ったような気がした。なんだかんだまだイライラしてることを理解した。ナースコールを押して呼び出した。「ありがとうございます」と言うと、頑なな心が解ぐされるようだった。魔法の言葉だった。
 洗面所で歯を磨いていたら、前に話したことのある同年代くらいの女性に話しかけられた。この先白血病の治療に入るとのこと。移植について1時間くらいしゃべった。
 研修医さんからクレアチニンの値が良くなったことを聞いた。抗真菌薬の副作用で数字が悪かったかもしれないとのこと。カリウムも良くなっていた。今日も血小板の輸血はなかった。
 談話室で昼食を食べようとしているとYさんに声をかけられた。何日か見かけてなかったが、たまたまだったらしい。そこにKさんの心配性すぎる奥さんがやって来た。Kさんから奥さんが入院したとの話を聞いていたが、すぐに退院したようだった。てっきり心労で倒れたのかと思っていたが、心筋梗塞だった模様。Kさんは明後日退院、いずれ外来で遭うかもしれない。Yさんからはデコポンをもらった。免疫抑制剤を服用していると、柑橘類に身構えてしまう。食べていいのか?そもそもナイフを持ってないのだが?
 隣のじいさんは相変わらずうるさかった。うるさいこと前提に自衛手段も考えていたら、じいさんは明日部屋移動することがわかった。こうして急に戦いは終わった。
 若い先生が来て「家の準備を進めて下さい」と言われた。明後日のCTで問題なければ、家の掃除を本格的に検討する。
 Yさんに水の点滴を外されて、末梢のルートも抜かれた。点滴台との4度目の別れ。
 今回は退院して病院を出るまでは何も期待してないから。