びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/07/18(水)休「入院13」

 6時に看護婦さんがやってきて半分寝ぼけ眼のまま点滴を受ける。そのままぼんやり横になったまま7時が来て終了。
 大体その頃に朝食が来る。ローソンにウィダーとリンゴジュースを買いに行く。こういうのを補食と言うらしい。クリーンルームの前に既に補食が固まった感がある。1回300円、1日900円、1か月27,000円。負担としては軽くないが、必要経費として致し方ないところ。
 8時くらいからベッドで休憩。このまま眠れたら気持ちいいが、大体8時半くらいにお声がかかる。その間まったりしつつドキドキ感もある。今日は脾臓の位置を決めるCTと痛みのひかない歯科、どちらも超重要な検査が入っていた。8時半に呼ばれたのは歯科だった。
 歯科では抜糸の予定だった。まだ少し腫れていて痛みも残っていた。これでいいのかなという不安感が大きかった。女医さんに「若い先生が明日CTを撮ると言ってましたよ」と言うと、「そこまでしなくても。治療は順調ですよ。糸を抜いたら腫れもひくでしょう」と返ってきた。抜糸は抜いたことがわからないくらい痛くなかった。
 9時放射線科のCT。脾臓の位置を決めるとのことだった。いよいよこれからが本番。まず顔写真を撮られた。取り違えは許されないんだろな。上半身裸で万歳して仰向けに寝転がる。これが基本姿勢。2人がかりで身体に印を入れられた。これからの基準となるもの。何を書かれてるのかはわからなかった。ドーナツ型の装置の輪を通されCT撮影。再び身体に印を入れられた。特殊塗料らしい。鉛かな?起き上がったとき、胸に十字が書かれていた。よく見ると脇腹にも十字が。シャツと病衣を着て、全身用のCT撮影。次の治療の説明を受けて終了。印は擦らないようにと言われた。消えたらやり直しだそう。
 10時部屋に帰ると若い看護婦さんによる血圧、酸素濃度、採血だった。今年入ったばかりとのこと。「採血ってどうやって練習するの」と聞くと、「新人同士でやります。慣れてきたら先輩に刺します」。風呂に入りたいので、左腕の防水を頼んだ。
 ベッドで寝転がってたら、見知らぬ年配の先生がやってきた。何事かと身構えたら、学生の指導でこれから2週間よろしくお願いしますとのこと。そう言えば先週若い先生から頼まれたなあ。よく見ると後ろに男子学生さんがいた。早速先生に腹部の触診をされた。もちろん学生さんにも触られた。今私の内臓の配置は面白いもんな。これから何するんだろ?
 看護婦さんに防水してもらい風呂。胸に十字の印を見つけドキッとした。まるで実験サンプルか囚人だ。中4日の風呂は超気持ちよかった。そのまま初めての洗濯。コインランドリー方式。どこかゲストハウスの雰囲気と似てたり。
 12時過ぎに昼食。まだ痛みはあるけれど、食事に関する不自由さは払拭されたと言っていいだろう。ウィダーとオレンジジュース。
 14時点滴。すると学生さんが一人でやって来た。いろいろ問診された。初々しくて微笑ましかった。若いって素晴らしいなあ。これから毎日来るそうなので楽しみ。
 ここ2,3日、隣のベッドにいる外国人のおじいさんが看護婦さんや先生とバトルしている。ずっとクレームを入れてて聞くに耐えない。部屋に居づらくなったので共用スペースに逃げた。
 共用スペースには平日でも面会者が多くいつもにぎやかである。ちょっと自慢げにノートパソコンを広げた。wifiは一発で繋がった。初めてヘッドホンを使ってみた。周りの喧騒は気にならなくなった。2週間ぶりの「たま」はなかなかいい感じだった。時間をもて余したときこれはだいぶ使えるんじゃないか?
 18時前に夕食。ウィダーとオレンジジュースにしたが、しばらくこれから食べられなくなりそうなものでいいんじゃないか?
 夕食後ベッドでやることがなくて。仕方なく共用スペースに行ってwifiいじったら繋がらなくて。ベッドに持って帰ってきて充電。
 20時半前に看護婦さんが来て血圧と酸素濃度。初めて人かなと思ったら「だいぶ腫れがひきましたね」と言われて焦った。
 2115点滴。歯を磨いて寝た。