びーの独り言

どこいくの?どっか。

2016/05/05(木)祝「仙台」

 盛岡発0810のはやてに乗ろうとエスカレーターでホームに上がると、レポーターのお姉さんとテレビカメラがいた。周りには私しかいなくて声をかけられた。岩手めんこいテレビだった。連休について質問された後、カメラを回すのでいいですかと聞かれた。テレビカメラは初めてだった。どうやら10連休というところに関心があるようだった。あんまりうまく答えられなかった。アドリブは効かないのよねえ。電車に乗るとき振り向いたらカメラが回ってるみたいで驚いた。会釈をしたらお姉さんも会釈を返してくれた。テレビカメラは初めてだったので面白かった。これも旅だね。
 盛岡駅の駅弁には期待してないが、とりあえず「とろサーモン炙り寿司」を買った。ご飯の上に炙った鮭の切身が4切れ、鮭フレーク、いくらが乗っていた。おいしくてまた食べたいなと思った。パッケージを見ると八戸駅だった。たまに当たりがあるが、どんどん弁当がリニューアルするから、これで最後かも?
 仙台駅到着。仙台には2泊する予定。泊まったことはあるが、観光したことはなかった。仙台でのミッションも盛岡と同じで戊辰戦争玉蟲左太夫に関する情報を得ることだった。また新しく開通した地下鉄東西線東北本線から仙石線への渡り線に乗ることだった。まずは観光案内所で作戦を立てた。
 循環バスで市立博物館へ。バスはレトロ調で観光客で満員だった。博物館では特別展でピラミッドをやっていたが、目的と違うのでパス。常設展だけを見た。縄文や弥生あたりは飛ばして伊達政宗から見始めた。やはり仙台のスーパースターだけあって扱いが大きかった。幕末に近づくと急に何の前触れもなく一区画が玉蟲左太夫に割かれていた。玉蟲左太夫なんて誰も知らないと思うのに。これはもう誰かの強い執念を感じざるえなかった。幕末の仙台藩の対応はとてもへぼかったが、玉蟲左太夫の功績を語り継ごうとする態度には大いに好感が持てた。
 循環バスで仙台城へ。このバスも満員だった。バスは石垣の間の道路を本丸まで上がった。坂はかなり急だった。バスを降りると年配の男性がパンフレットを配りながら大声で言った。「石垣しかありませんよ〜。ガイド聞いてくださ〜い」、周りがどっと湧いたが、これから期待してきている人たちに失礼だと思った。本丸跡からは仙台市内が眺望できた。まあまあ普通だった。青葉城資料展示館に行った。期待してたのに外見の泡沫感がすごかった。展示はたいしたことなく、20分くらいの3Dのビデオ上映だけだった。たまにこういう施設があるけど、避けた方がいいかもなあ。
 売店でずんだのだんごを食べた。まさに枝豆味だった。いつも思うのだが、すごく甘いのはどうしてだろうか?ついでに昼食にした。日本料理仙臺というお店。仙台牛と寿司の組み合わせで2500円。大失敗だった。函館でも食べなかった海鮮をここで頼む意味がないし、焼き肉には白いご飯でよかった。店から出て、ずんだソフトクリームを買った。いくらなんでもやりすぎた。
 循環バスに乗り地下鉄東西線の国際センター駅で降りた。行くとこがないので東西線の乗り潰しを済ますことにした。東西線は昨年できたばかりである。大江戸線と同じ私の嫌いな狭い車両だった。4両は短すぎないか?終点八木山動物公園の手前で地上に出たと思ったらとんでもない山奥だった。すぐに地下に潜って八木山動物公園に到着。日本一高い地下鉄駅だそうだ。もしかするとその前は西神中央ではないか?折り返してもう一つの終点荒井を目指した。ずっと地下で面白くなく、気がついたら荒井駅だった。東西線を制覇した気分はまったくなかった。最初からどうでもよかったのかもしれない。再び折り返して仙台駅で南北線に乗り変えた。一度乗った地下鉄をもう一回乗っても仕方ないのだが、両端が地上区間になっていたので。まずは富沢へ。南北線の車両は普通の車両だった。やっぱりこのサイズじゃなきゃ。予想通り最後だけ地上に出た。折り返して泉中央へ。黒松の先から地上に出た。泉中央で折り返して勾当台公園で下車した。
 ケヤキ並木が続く定禅寺通を見た。御堂筋のようだった。商店街に入ってから夕食の店を探した。牛タンがいいと思ったが、B級グルメがありそうなので調べてみると、近くに冷やし中華発祥の店があった。「龍亭」は全然混んでなかった。涼拌麺(元祖冷し中華)を注文。1250円は高いと思ったが、とてもおいしかった。牛タンよりはよほどいいと思った。
 仙台駅前の東横インにチェックイン。商店街の北海道プラザで買ったソフトカツゲンを飲んだ。はこくろの旅人さんが「北海道のものは北海道プラザで買えるからね。カツゲンも売ってたし。」と言ってたが、実はカツゲンと言われてそんなものが何かあったようなという感じだった。まさかこんなに早く出会えるとは。味は予想とまったく同じだった。けど、どこで飲んだか思い出せない。スコールかなあ。