びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/08/13(土)「旅行8」

 新得の夜は寒いくらいで布団をかぶる必要があった。0645頃に起きて支度をしたが、一向に朝食の気配がなかった。今までのとほ宿ではすべて7時だった。密かに8時の電車で日高の方に行く計画を立てていたが、不発に終わった。朝食が出てきたのは結局0830だった。新得発帯広行き0907も怪しい時間だった。すると相部屋の人がその電車で経つと言うのでこれはチャンスと同乗させてもらった。ここの宿は男の宿という感じでぶっきらぼうな中に優しさや悲しさやら哀愁がただよっていた。いろんな人がいたけど、残念なことにほとんどまともに話せなかった。私ももう少し年をとれば、その世界にすんなり入っていけるのかもしれない。
 新得―帯広―滝川―岩見沢―札幌―真駒内―すすきの―西四丁目・・・大通―麻布―大通―宮の沢―新さっぽろ―大通―豊水すすきの―栄町―さっぽろ。
 帯広行きに乗った。予定を決めかねていた。ぎりぎりまで粘るなら北海道&東日本パスで釧路へ行くべきだし、帰るなら18きっぷで札幌へ戻らないといけなかった。けれど、根本的にやりたいことがなかった。唯一建設的に思えたのは札幌に戻って乗り潰すことだった。一つ問題だったのは18きっぷの余りが一回になることだった。今後用事があるので二回必要だった。これについては、大学友人Sが使いきれないと言ってたことを思い出した。交渉したところ融通してもらえることになった。
 1618札幌に到着。駅ビルESTAにラーメン共和国というラーメン屋を集めた企画をやっていたので旭川「梅光軒」に入った。確か「梅光軒」は昔に食べたことがある。そのときは悪いイメージはないが、いいイメージはなかった。この場合のいいイメージとは魚醤ベースの味である。食べてみるとやはりバターでぼかされて特徴のない感じになっていた。これが世間で言う旭川ラーメンだろうけど、残念だ。
 札幌地下鉄は南北線東西線東豊線の3系統が走っている。断片的には乗ったことはあるが、基本的には未乗だった。地下鉄の乗り潰しなんて馬鹿げてるが、たまに地上に出ているので無視するわけにもいかない。WIKIによれば、南北線の南部分は地上に出ており、シェルターに覆われている、冬場の保守が楽な分、電波障害の原因となってるらしかった。実際に行ってみるとインパクトがあった。こういう形式は雪国ならではだろう。
 札幌市電はうっかりすると忘れがちな存在だ。すすきのから西四丁目をほぼ環状に結んでいる。不思議な線形をしているように見えるが、余所者にはわからない需要があるのだろう。それなりの人数を運んでいた。路面電車のことは当初面白くないと思っていたが、最近は味があっていいなあと思い始めている。残すは函館と東京だな。
 再び地下鉄に戻った。東西線はかつて新さっぽろからS氏と乗ったはずだが、どこまで乗ったかがわからなかったので、結局全線乗らなければいけなかった。そして全部地下だったorz。東豊線もまたS氏と乗った。こちらは豊水すすきのから終点の福住まで乗ったはず。こちらもオール地下だったorz。どちらの車両も窓が開けられて風鈴が涼しげな音を奏でていた。でかいスポーツバッグを持っていたから網棚がないのはすごく不便だった。それ以上に地下鉄乗り潰しは不毛だなあ。
 「東横イン」にチェックインしたのは21時半だった。ハイシーズンなのに14時の電話でも予約できたのが不思議。よせばいいのに一人で缶ビール。とほ宿ばかりで疲れた。