びーの独り言

どこいくの?どっか。

不祥事

新装版 不祥事 (講談社文庫)

新装版 不祥事 (講談社文庫)

 池井戸氏の12冊目。既出の「銀行総務特命」とともにドラマ「花咲舞が黙ってない」になった。
 「銀行総務特命」とは設定が違い、「花咲舞」はこちらで登場した。この本では花咲舞が事件を次々と解決していく典型的な勧善懲悪ストーリー。花咲舞はキレると何をするかわからない性格として定義づけられ、「狂咲」というあだ名までつけられていたが、ぜんぜんそんな感じには見えず。池井戸氏の初期作品では若干こなれてないところが目に付くんだよなあ。
 3日で読んだ。「銀行総務特命」と同じく短編集であるため、軽い感じで読める。最近の作品を知っていると物足りないかもしれない。