びーの独り言

どこいくの?どっか。

仇敵

仇敵 (講談社文庫)

仇敵 (講談社文庫)

 池井戸氏の15冊目。これもまた海外出張中に読み始めた。
 主人公は元々銀行のエリートであったが、悪事を暴くうちに策略にはまり退職を余儀なくされた。今は別の銀行で庶務行員として働いている。庶務行員とは普通の銀行員とは違って、雑務全般をこなすらしい。主人公がいろいろな問題を解決していくうちに、前の銀行で調べていた悪事を解決していくことになる。
 他のより設定は面白いのだが、文章がこなれてなかったり、何よりオチがあっさりしすぎていた。まるで打ちきりのような印象。初期作品だから仕方ないのかな?