びーの独り言

どこいくの?どっか。

架空通貨

架空通貨 (講談社文庫)

架空通貨 (講談社文庫)

 池井戸氏の16冊目。これもまた海外出張用に買った。
 池井戸氏のデビューから2冊目に当たる。企業城下町で企業が独自にお札を刷って最後破綻するという今までで一番スケールの大きな話。アイディアが素晴らしくインパクト抜群だった。惜しいのは、謎解きが複雑すぎてわかりにくく、また破滅の部分が読んでて間延びしたこと。こなれてないのは初期作品の荒らさだろう。