びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/04/15(火)「尖閣3」

 朝目覚めて日本から持ってきた目覚まし時計を見ると4時半だった。そのままリビングでうだうだしてたら、部屋の時計は3時半。昨日時差の1時間をずらしたはずなのに。日本から持ってきたのは電波時計だった。千葉みなとの部屋では受信しないくせに、ここでは電波が入るらしい。まったくの役立たずだ。紛らわしいのでスーツケースに封印した。
 0615に2階の居酒屋に行くとやはり薄暗かった。奥に向かって「すみません」と言ってみたが、反応は返ってこなかった。仕方なく一度部屋に戻り、0630頃に出直すと、席には知った顔が4人座っていた。今日も梅おにぎりを食べた。
 朝のバスは、お通じが来てたのと、昨日大丈夫だったこともあり、比較的冷静でいられた。Kさんの横に座ると、軽く話しかけられた。私が今の部署に引っ張られたのは、環境計量士を持ってたからだ、と言われた。やはりそうだったのか。
 仕事には完全に馴染んでいた。昨日よりも仕事が倍になったはずなのに、仕事が3倍になる明日の準備まで完璧だった。仕事が減る後半はヒマでどうしようもなくなるのでは?
 17時のマイクロバスに乗り込むと、呉時代に一緒だった同期Nが乗ってきた。まさかこんな異国の地で再会するとは!すると同期Mも一緒にいるとのこと!同期Mとは入社以来だった。なんという巡り合わせだろうか。運命なんてどこでどうなるかなんてわからないものだ。飲みに誘われて「何が食べたい?」と聞かれたので、中華料理をリクエストした。出張者だけでは、メニューが読めないんだよな。昨日の日本料理屋が集まっているところにある中華料理屋に連れて行かれた。高級そうなところだった。2人はウェイトレスと流暢な現地語をしゃべっていた。2人ともこっちが長いからなあ。お互いの近況を説明したり、こっちの情報を教えてもらった。2人はなぜ私が出張で来たのかに興味を示し、全体の状況を聞きたがっていた。私も全体の状況はよく知らないが、それ以上に情報が来てないようだった。印象的だったのは「家族がいるからこんな生活できるけど、独身だと厳しいと思うよ」と言われたことだった。最初なるほどと思ったが、よく考えればそうでもないかと。やはり究極のところ自分次第ではないか?でも、実際そうなったとき、私はどう感じるのだろうか?料理はどれもおいしかった。これだと日本と変わらないや。
 2人は同じホテルに住んでいたので、一緒にタクシーで戻った。2人と別れた後、入り口のコンビニで買い物をした。これがこの国で初めての買い物だった。「午後の紅茶」のレモンティーを4本持ってレジに行った。私は高額紙幣しか持っておらず、なんとか崩したかった。ただ、高額紙幣は偽札の危険があり、嫌がられるらしい。会計はいやらしい端数が出た。店員のおばさんが渋い顔をして、端数がないか、と聞いたのは雰囲気でわかったけど、どうしようもなかった。日本ではありえないくらいネトッとした汚い紙幣とコインを受け取った。