びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/07/08(火)「尖閣12」

 今日もサンプルはこなかった。4日連続かよ。余裕で17時のバス。
 同期Mに頼んで北朝鮮国営のレストランに行った。同期Mに頼んだのはこちらの言葉がわかるだけでなく、行ったことがあるからで。やはりいきなり行くのは怖い。麻袋に詰められるかもしれないし。Mクンと同期Nも一緒。この店は日本で検索していたときに出てきた。近くて遠い国、北朝鮮。日本では謎のベールに包まれてその実態はよくわからない。わからないこそ知りたくなる。中学生の頃からずっと気になっていた。まさかこの国にこんなものがあるとは。これは行かねば!
 場所はすでに知っていた。ホテルから歩いてすぐ。壁には北朝鮮の国旗があしらわれ、「平壌」と書かれていた。人気のない飾り気のない階段を1Fから2Fに上がると、大きなフロアになっていた。絨毯の上にはたくさんのテーブル。奥にはステージと楽器のセット。店内には歌が流れていて、モニターにはハングル文字の字幕と躍動する兵士の姿。このセンスこそ北朝鮮だ。
 ウェイトレスはカラフルな民族衣装を着ていた。左胸には金日成金正日の肖像が入ったバッジ。右胸には金色をベースに銀色の文字が書いた名札。化粧をしてとても綺麗な人だった。こちらの人はほとんど化粧をしてないので、新鮮な印象を受けた。立ち居ふるまいにも気品と謙虚さがにじみ出ていた。やはりこちらの人とは大違いだ。きっと厳しい審査を経て選ばれたんだろう。
 メニューは一枚のラミネートされた紙で文字ばかり書かれていて写真はついてなかった。片面が朝鮮料理で片面が中華料理で、朝鮮料理の方が数が少なかった。内容は韓国料理と大差なく面白味は感じなかった。しかし、最初に出てきたビールが北朝鮮のビールだった。まさか北朝鮮ビールを飲めるとは!味はなんとも微妙。麦の香ばしさが残ってるような?次に出てきたのはキムチ。キャベツの1/8がでんっと出てきたような。うまい!さすが北朝鮮国営だけある!次にチヂミ。元々油っぽくて得意ではないが、北朝鮮チヂミはお好み焼きみたいにもちもちしてうまかった。雰囲気がそう感じさせるのだろうか?最後に焼肉。これも当然うまかった。何を食べてもうまい。やるな、北朝鮮
 しかし、店はがらがらだった。我々以外には1組しかいなかった。本来なら歌と踊りがあるのだが、店員が少ないので7月はやらないとのこと。じゃあ8月に行くしかないね。