びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/01/05(土)「旅行9」

 0645起床。まず電車の運行状況を確認。問題なさそうだった。念のため、猛吹雪の岩見沢を避けるため旭川回りではなく、行きに通った新得回りを選択。
 0730朝食。オーナーさんご夫妻とお客さんのご夫妻を見ていたら、とてもうらやましく思った。趣味の合うパートナーっていいよなあ。皆さんとの別れが名残惜しかった。このメンバーでもっとしゃべっていたかった。0815宿をあとにした。玄関でオーナーの奥さんとお客さんの旦那さんが手を振って見送ってくれた。
 宿のドアを後ろ手に閉めると、前方は一面の銀世界だった。なだらかな丘、雪に覆われた立木。空には雲間から顔を出す朝日、射し込む光。冬の北海道をイメージさせる美しい景色があった。空気は澄んでいて、寒さが顔に突き刺さってきた。踏みしめる度にパウダースノーがキュッと鳴った。自然に「粉雪」を歌っていた。独り悦に入っていた。 美馬牛―新得新夕張―追分―苫小牧―東室蘭長万部―函館。
 0827帯広行きの快速狩勝に乗った。富良野線の景色もとても美しかった。雪のはらっぱ、遠くには高い山。雪はいいことも悪いこともすべてを平等に覆い隠す。心までも真っ白に染めるようだ。
 新得では90分待ちだった。行きと同じようにそばを食べた。まるでここに来たら必ずそばを食べなきゃいけないみたいな。いつも壁に北海道の地図が貼っていて、思わずじっと見てしまう。
 1205の特急自由席はすごく混雑していた。もしかしたら座れるかもなんて考えが甘すぎた。車掌さんが「指定席のデッキもお使いください」と言うので、別の車両のデッキに移った。1時間立ちっぱなし、何も面白くなく。
 新夕張から追分まで来ると、地面の雪はまだらになっていた。太平洋側はあまり積もらないと言うのは本当だと実感。ようやく危険地帯を脱出したか。
 苫小牧からは行きと逆のルート。日本海側を使いたかったが、足止めはこりごりなので仕方がなかった。東室蘭で「母恋めし」をゲット。森で「いかめし」を探したが、さすがに閉まっていた。終点函館には2055到着。
 「東横イン」。フロントで聞いた「ふさや」へ。カウンターが妙に居心地よく。刺盛がうますぎ。冬の北海道はどこで食べてもうまいなあ。気になったのは、この店は大阪の創作お好み焼き店から暖簾分けしてもらったらしく、店のあちこちに大阪の店のことが書いてあること。まずここがお好み焼きの店には見えなかったし、そもそも元の店を聞いたことがないのだが?経営が苦しくて、大阪の店に助けてもらったって恥以外の何物でもない。その苦労話を貼り出して何をアピールしたいのか?他人の看板に頼るんじゃなく、函館を生かすような何かを自分で考えてください。それから、ちゃんとしたカウンターがあるのに、お客様との距離を積極的に詰めていない。せっかく料理がうまいのにこれは大問題だよ。元気はいいが、オーダーは取りに来ない。トークもないのに、いきなりサービス品。音の聞こえないテレビなんてうっとうしいだけ。一期一会という言葉を噛みしめるべき。厳しいこと書くのは誠実なのにうまくいってなさそうだから。帰り際に見送ってくれたのは嬉しかった。次回を期待しているよ。