びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/12/24(金)年休「旅行2」

 乗鉄の朝は早い。0510起床、0540の始発で出発。大移動の次の日は眠気との戦いでもある。新山口―下関―小倉―企救丘―城野―日田―久留米―博多―(福北ゆたか線)―黒崎―直方――折尾―若松―折尾―博多。
 小倉から北九州モノレールに乗った。開業25周年とのこと。モノレールは場所がないところに作られることが多く、結構高いところを走っている。このモノレールも見晴らしがよかった。4両編成でちょうど通勤通学時間帯だったので立ってる人がいるほどだった。沿線は最後まで住宅地だった。さすが100万人都市。終点の企救丘を折り返して城野で下車。
 JRの城野までは徒歩10分。城野は日田彦山線の起点だが、全ての電車は小倉始発。小倉駅日田彦山線に乗りたかったが、乗り継ぎが4分だったので安全策をとった。駅員さんが駅前に立って元気に挨拶していた。奥からサンタコスプレの駅員も出てきた。なんかJR九州すごいぞ。
 日田彦山線は小倉から南に伸びて大分の日田に至る路線。途中、筑豊地域を縦断する。筑豊地域はかつて石炭輸送のために迷路のように路線が入り乱れていたが、今では大部分が廃止されてすっきりした。昨冬に乗った後藤寺線平成筑豊鉄道はその生き残りだ。日田彦山線のことはそのインパクトのある名前を覚えていた程度。小倉駅で買っておいた「かしわめし」を食べたらおいしかった。腹が減ってたからかもしれない。車窓は昨冬の印象と同じだった。低い山間に田んぼと民家がぽつりぽつり。イメージカラーは茶色で日差しが明るい。閑散とした田舎という風情。きっとじいさんばあさんばかりで若者はいなさそう。いつの間にか睡魔に襲われて一進一退を繰り返していたら、隣のコンパートメントに座っていたおばさんから手作りのプチケーキ2個をもらった。
 久大本線で久留米に抜けた。日田彦山線より久大本線の方が景色が雄大で九州ぽくて好きだ。鹿児島本線で博多に向かったが、ルーティングをミスったことに気づいた。博多に回らずに日田彦山線をそのまま戻れば良かったのだ。筑豊は迷路なので非常に難しい。
 博多からは福北ゆたか線。正式には篠栗線筑豊本線の一部のことである。博多と飯塚と直方と北九州を結んでいる。わざわざ名称をつけて力を入れてるかと思いきや、わずか2両の編成で、博多に繋がってるにもかかわらずすぐ山になった。日田彦山線よりは家が増えたけど、筑豊地域はどこも似たような寂しい感じがした。
 筑豊電鉄は黒崎から直方を結んでいる。路面電車だが、専用軌道だった。余所者の私には存在意義がわからない路線だったが、2両の中に30人近く乗っており、途中駅で乗ってくる人も多かった。地元の人に愛されてる路線だと思った。運転士さんと車掌さんがいて、車掌さんが駅名アナウンスと切符を売ったりしていた。とてもほのぼのとした良い雰囲気で乗っていて楽しかった。終点の筑豊直方はJRとは離れていて10分ほど歩く必要があった。ゆっくりしてたら予定の電車に間一髪だったので危なかった。
 折尾駅はとても複雑な構造をしていた。鹿児島本線筑豊本線がアンダークロスしており、さらに直方方面から小倉方面への渡り線にもホームがあった。筑豊本線の終点若松は石炭の港があった場所である。どの駅も海が近いのでどこかさっぱりした印象だった。だからか眠気に襲われていた。
 1730博多駅の「東横イン」。ただ券を使った。最初からプールに行くつもりだった。調べるとどうやらバスで行くようだった。駅前のバスセンターに行くと色々な系統があって参った。なんとか目的のバス停まで行ったが、プールの場所がわからない。一緒に降りたおばさんに聞いてみると優しく教えてくれた。聞かないとわからないようなところにあったので運がよかった。プールは中2日。おまけのようなものだから気楽なもんだった。知らない場所で楽しかった。25m×136本=3400m。きっといい思い出になるはず。