びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/01/03(日)祝「大蔵」

 今日は実質の旅行最終日。予定もなかったので9時に起床。ふくらはぎは相変わらず筋肉痛だった。朝食は最中。どこ行くと調べたら、ハードなのを見つけてしまった。10時にチェックアウト。天神駅から博多駅博多駅から黒崎駅まで。途中折尾駅でかしわ飯を買おうとしたら改札内の店が開いていなかった。ホームにいたら、特急やませみかわせみしんぺいが入線。しんぺいがここで見られるとは。早く肥薩線が復旧することを祈っている。
 今日の探索は大蔵線だった。名前は知らなかったが、遺構が残っているというのを聞いたことがあった。大蔵線は黒崎駅小倉駅の11.5kmを結び、1891年4月に開業して、1911年9月に廃止になった。今の鹿児島本線の旧線にあたる。大蔵線は山側を通っていたが、海側が開通すると廃止された。
 黒崎駅で降りて、ネットで調べると、どこを通ってるのかわからなかった。歩鉄の達人に載ってないのが痛かった。誰かが隣の八幡駅からスタートしてたのでそれに倣った。
 八幡駅でもネットで調べたが、よくわからなかった。廃線跡歩きは諦め、遺構を見に行くことにした。
 1215、探索スタート。都会の真ん中をなんとなく歩いた後に、グーグルマップで調べて遺構に向かった。細い路地みたいな道には見覚えがあった。ネットで見たやつだ。路地を進むと遺構が現れた。九州鉄道尾倉橋梁。レンガ積みのアーチ橋で、圧巻はその上に廃屋のような建物が建っていることだった。時の流れを感じさせる素晴らしい橋梁だった。アーチ橋の上は道路になっていて、その下にアーチ橋があるなんてわからなかった。
 遺構はもう一つあり、そっちの方が有名だった。しかし、だいぶ離れていて、他の駅からも遠くて、アプローチ方法がわからなかった。少しずつ歩こうとしたが、やる気がまったく湧かなかった。お腹が減ってて疲れていた。昨日の時点で満足していた。
 グーグルマップを見ても自分がどこにいるのかわからなかった。ただ道沿いに小倉駅に向かうバスが走ってることだけはわかった。
 そのうちにイオンモール八幡東が出てきた。ご飯を食べたいので中に入った。凄い人手だった。やっぱりせっかくきたのだからイオンじゃダメだと思い直した。イオンモールのそばにスペースワールド駅があった。1359の門司港行きで小倉駅まで移動した、
 小倉かしわ飯を買って、改札内のベンチで食べた。味は期待してなかったし、実際もそんな感じだった。他のにすればよかったか。
 小倉に来たのはフェリーに乗るためだった。しかし、時間が早すぎた。いつもなら喜んで観光するのに足取りが重かった。
 観光案内所に行って、フェリー乗場行きのバス停を確認し、観光地図をもらった。
 歩いて15分で小倉城。たくさん人がいると思ったら、隣の神社だった。小倉城は立派だったが、この期に及んで城を上る気が湧かなかった。気持ちを振り絞って入館。展示は頑張っていて好感が持てた。
 旦過市場。名前が函館の人を想起させて、気になるところ。新しい商店街の奥にある昭和の商店街。今日は残念ながら休み。道幅が狭く魚臭かった。茨木の裏とか杭瀬の裏とかもこんな感じやね(壊滅してるけど) 。
 小倉駅に帰る途中で、鳴門鯛焼本舗。並んでたからつい。小豆を2匹。小倉駅のベンチで食べた。
 1720、阪九フェリー乗場行きバスに乗車。結構、キャリーバッグを引きずった若い人が多かった。30分ちょっとで新門司フェリーターミナルに到着。
 予約番号を告げ、チケットを発行してもらい、乗船。船の名前はやまと。強そうだ。因みにもう一隻はせっつ。なぜその名前をつけた?
 阪九フェリーに乗るのは3回目。いつぞやの大旅行で往復に使った。ここのは普通のフェリーとは違う。高級ホテルみたいに内装が豪華だし、レストランの食事はとてもおいしい。安いし、寝てる間に目的地につくし。すっかり気に入ってしまった。その後も何度も乗ろうとしたが、繁盛期ばかりだったのでなかなか乗れなかった。今回はコロナで空いてるから予約ができた。前は雑魚寝でしんどかったから、今回はシングルを選択。9740円。
 シングルはベッド一つで狭いけど、カプセルよりはマシ。液晶テレビがついてて寝ながら見れる。そして何よりも充電できるのが大きい。雑魚寝ではできない懸念がある。
 レストランは小皿を取っていくスタイル。2300円も取ってしまった。外を眺めながら食べた。
 大浴場はここが船であることを忘れさせてくれる。
 部屋で寝っ転がっていると、フェリー独特の小刻みな振動がある。旅って感じがするなあ。
 今回の旅行は病み上がりにしては上出来だった。計画性に問題があるのはいつものこと。あとはそれをカバーする体力をつけていきたいね。最後の方はずっと足が棒だった。まだまだいけるはず。呼子線廃線跡探索本来の厳しさを教えてくれた。それが収穫かな。