びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/08/31(火)年休「旅行4」

 「ワインの国」で起きたのは8時だった。みかさんが作ってくれた朝食をいただいた。天気が良くないのでバイクに乗りたくないチャクリンさんがワイン城に行かないかと誘ってくれた。電車は1036だったが、少し早く宿を出ることにした。襟裳岬に行くKくんがワイン城まで送ってくれることになった。9時に宿を後にしたとき、みかさんはずっと車に向かって手を振っていてくれた。
 ワイン城では昨日は気づかなかった裏にある瓶詰め工場を見学した。これも昨日と同様一瞬だったり。そのあと昨日やらなかった試飲を2人で折半してやることにした。3種類×3コース=9種類のワインは2人でも量が多かった。オークの味は苦くて好きじゃない。でも、チャクリンさんとワイワイやりながら飲むのは楽しかった。チャクリンさんのお陰でワイン城からの見晴らしも素晴らしく思えた。チャクリンさんにみかさんとうーさんのことを聞いてみたら、ご主人とは関係なく2人とも住み込みで10年以上いるんじゃないかとのことだった。また今回いなかったご主人は大のテッちゃんで、宿の裏には0系の新幹線があったそうだ。やられた!是非とももう一度来なくては!チャクリンさんは1025の帯広行きに乗り、窓を開けて「また来年運が良かったら会いましょう。」と言ってくれた。電車が動き始めたとき、映画のワンシーンみたいだと思った。私は別れに弱い。
 池田―釧路―根室―落石。次のとほ宿は落石にした。落石は根室の少し西の半島、緑の丘が急に海に落ちており断崖の下が湾になっている。東の果ての小さな漁村、おそらく知名度はかなり低いだろう。でも、私は根室本線の中で一番景色のいいところだと思っている。1622落石駅に到着。まさかこんな駅で降りることがあるとは。道東だけに霧がかかって空気がひんやりしてた。すぐに「カジカの宿」のご主人が車で迎えに来てくれた。「カジカの宿」は断崖の上にあったが、霧のせいで何にも見えなかった。
 夕食まで1時間あったのでランシューを履いて岬まで走ろうとした。断崖を降りていくのは良かったが、日頃の不摂生は予想以上に深刻でわずか15分で根を上げた。景色は霧の中だし、とぼとぼと断崖の上り坂を歩いて戻った。
 今日の同宿はライダーで40代くらいのCさんと若い女性Dさんだった。CさんもDさんも北海道3年目だった。因みに私は通算5年目なので、増毛や池田と違ってやっとアドバンテージを得た?特にDさんがカブで回っているのに驚いた。若い女性が独りでカブとは力強い。チャリは考えたことあるけど、カブは考えたことはなかった。カブだったら乗れるよなあ。来年の検討課題にしてもいいかな。夕食後に皆でしゃべったけど、相変わらず楽しかった。この3日間いろんな人と話していると、私の行動は皆さんと違ってるような気がした。「今まではビジネスホテルか車中泊」と言うといつも反応が悪い。テツは朝早いから旅館や民宿は使わないが、ライダーはライダーハウスか民宿なのだ。また「鈍行で北海道に来た」と言うとかなり驚かれる。車やバイクだと大洗か新潟のフェリーらしい。結局23時まで話した。ここは増毛や池田ほど濃くなくて、普通のきれいな静かな民宿だった。