びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/09/15(月)祝「旅行③」

 一ノ関−盛−一ノ関−小牛田−仙台−福島−黒磯−上野−東京−千葉みなと。
 東北東部三陸海岸沿いの路線のうち、まだ乗ってないのは八戸線大船渡線気仙沼線である。いつか三陸海岸沿いを縦走してやろうと思っている。その前に東西に伸びる細かい路線をクリアしなければいけない。大船渡線から気仙沼線を制覇しようと試みた。
 大船渡線はその線形の悪さで知られる。_| ̄|_形をしている。政治力が働きルートが二転三転したらしく、我田引鉄なる熟語まで生み出した。線形が悪い故に当然の如くバスに押されている。「探偵ナイトスクープ」では走ってショートカットした方が早いのではないかというネタがあった。JRも開き直って、「ドラゴンレール」という愛称をつけた。線形が竜の形をしているということである。実際に乗った感じではカーブというのは気がつきにくく、線形の悪さは感じなかった。よく考えれば、かつてループ線に乗ったときでもカーブは気づきにくかった。そういうのを意識させないように線路に傾斜がついてるのだと思う。途中、猊鼻渓駅があった。山と山の間を川が流れている。注目して見てたが、車窓からはほんのさわりしか窺い知ることができなかった。千厩駅を過ぎて眠ってしまった。気がついたら終点盛駅。相当眠ってしまった。
 盛駅で1時間以上時間があった。付近をうろついた。新鮮な魚介類でも食べれないかなと思ったが、ありそうで店がない。スーパーでお菓子を買った程度。ふと線路の脇に小さなホームがあることに気づいた。「岩手開発鉄道」と書かれている。存在を知らなかったのでかなり驚いた。後で調べようと思う。さて、盛駅三陸鉄道との接続駅でもある。三陸鉄道といえば第三セクターの第一人者として有名である。しかし、最近はかなり苦戦していると聞く。支援のため「三鉄赤字せんべい」をGET。なぜかカップヌードルが売ってたので、それも買ってしまった。お湯をもらって待合室で食べた。三陸鉄道はいつか制覇する予定。
 盛駅から引き返した。盛の隣は大船渡駅、ここらの中心である。車窓からは時折海が見えた。入り江になっており、たくさんの筏が浮いてた。よく晴れてたのでとてもきれいだった。内陸に入ったころ、油断してしまい眠ってしまった。気仙沼で乗り換えるつもりが、寝過ごしてしまった。後日リカバリーできるから問題ないのだが、行きと同じルートじゃ冴えなかったなあ。
 あとは全力で戻るだけだった。いつもの大学友人Sとの飲みもセットし、いろいろ話すのを楽しみにしてた。しかし、とことんついてなかった。東福島で貨物列車にトラブルがあり、衝撃の100分待ち。飲みも中止。ずっと車内で寝てた。こんなに眠れるなら、無理にでも朝は我慢するべきだった。腹立たしさはなかったが、自分の不運を呪った。これもまた旅である。帰れただけマシとしよう。
 今回の旅行は宇都宮に行くことになったので、乗り潰しとしてはgdgdになってしまった。加えてカメラを忘れて、いくつかの企画を先送りせざるえなかった。寝過ごしたり遅延が生じたり散々だった。しかし、宇都宮に行けたことはとても幸運だった。「いつ戻ってくるの?」、そう言われるのが嬉しかった。こういう関係はなかなか得がたい。大切にしていこう。