びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/04/27(日)「旅行②」

 青森発8時のリゾート白神で五所川原へ向かった。前回は橅編成、今回は青池編成だった。リゾート白神の車両は超お気に入り。窓が大きく見晴らしが素晴らしい。座席もすごく広い。指定席料金だけでリッチな気分にさせてくれる。前回のボックスシートは言うに及ばず、今回の2列の席でも充分に広かった。足を伸ばしても前の席につかない。決して足が短いわけではないw。
 五所川原から津軽鉄道に乗った。ただでさえ本数の少ない五能線に接続している超ローカル線。冬にチャレンジしたが失敗していた。まじかで見るとぼろい。レールオーナーを募集するくらい資金がない。早く乗らないと近いうちになくなりそうだ。2両編成。座席は全て埋まっていた。発車するとひたすら田んぼの中を進んだ。家もなさそう。誰も降りないし、乗ってこない。みんな芦野公園で降りた。芦野公園は桜の名所。駅では桜のトンネルの中を電車が走る。その写真を見たときに強いインパクトを受けた。実際の桜のトンネルもその期待を裏切らなかった。乗りつぶしが一番なので、終点の津軽中里まで行って折り返してから、芦野公園に行った。すごい人出だった。出店で賑わっていた。桜は少し散りかけていたけど、桜の回廊は素晴らしかった。ここは元々、ため池であり、池には吊橋や浮橋があった。あの太宰治も遊んだそう。帰り際、桜のトンネルから電車が見えるシーンが一番素晴らしかった。
 五所川原から弘前へ向かった。今回の旅の目的の一つとして、有名な弘前城の桜を見たかった。実は昨日来たかったのだが、信じられないことに宿が取れなかった。で、今日にずれこんだわけだが、あいにく天気が崩れて雨が降りそうな予報。ただでさえ散り気味の桜がピンチだ。現世では一瞬の雨はあったもののすぐに止んで助かった。宿に荷物を預け、城まで歩いた。外堀の桜は半分くらい散っていた。堀には桜の花びらがたくさん浮いて、一面が桃色になっていた。中に入ると、しだれ桜が満開。とても美しい。でも、本当はソメイヨシノが見たかったりorz。今年は例年に比べて暖かかったので開花が10日早いそうだ。残念。2時間以上ぶらぶら歩いた。名物だという黒いこんにゃくを食べたが、あんまり色は関係なかったw。
 宿に戻って着替えてから城の周りを2周した。観光客が多くて心配だったけど、それは気にならなかった。桜を横目に走るとあっという間に時間がたった。少し暗くなってくると桜が光ってるように見えた。見上げれば光ってるが、足元も光ってる。全てが桜色に彩られていてとても幻想的。桜は散るからこそ美しい。儚いから美しい。だから人々を魅了して止まない。これもまたいい思い出となるのだろう。
 夕食にも少し趣向を凝らした。MBS氏のおじさんがやっている居酒屋「あどはだり」へ。やっぱ少し面影がw。小泉首相に似ているという説もw。カウンター席ではすでに何人かがつるんでいた。その輪に加わりたかったが、流れに乗れずorz。おじさんは超忙しそうだった。それでも何度か優しく話しかけてくれた。そのうちに若い男性による三味線演奏が始まった。三味線を聴くのは初めて。すごい大きな音。迫力があった。しばらくのちにもう一度演奏があったときに、おじさんとバイトの女の子を加えた3人で演奏してくれた。すごい感動。地方に行ったときに地元系居酒屋に入るのは当たりはずれが大きいのだけど、滅多にないものが聴けて貴重な体験ができた。
 東北にはGWに行くのが最高。また来年も来たいな。