びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/04/15(火)「独り言」

 モノを作るのに精神論は要らない。頑張ればうまくいくなんて妄想だ。正しい努力をして初めて前に進める。あらゆる準備をして初めて祈ればよい。長い時間働いたからとか我慢したから、よくなるなんてことはない。これを頑張ってる人に言うとまず反感を買う。彼らは他人と比べて遅くまで頑張ってる自分が好きなのだ。同じ仕事なら早くやるのが一番いいのに。
 一つの目標に向かってみんなで努力するが、敗戦と同時に価値観がコロっと変わるのが日本的組織の特徴。威張ってた奴は、価値観が変わっても謝るどころか威張り続ける。「仕方ないじゃないか、あの頃とは状況が違う。」「そんなことを言った覚えはない。」、結局口ばっか。威張ったもん勝ち。我慢してた人はまた我慢を強いられる。モノ作りはモノを作ってナンボ。虚言なんて何の足しにもならん。
 トップダウンの組織にあってボトルネックになるのはトップの脳ミソだ。「開発を進めなさい」と号令をかけるトップがアホだったら何も進まない。ワンマン上司だったらなおさら。創造性のかけらもない人海戦術が展開される。これは現代の軍隊だ。戦争を否定すると非国民になってしまう。玉砕が待ってるとしても命令を守らなければいけない。そもそも技術的なことは担当者が一番よくわかっているのであるが、実権は理解の乏しい上が握っている。ここに構造上の矛盾が潜んでいる。つまり、上は技術的なことについて常に勉強しておかないと、下に負けてしまうのだ。上が自分の地位を守るためにすることは、勉強ではなく情報統制である。組織は暴力によって成り立ってる。
 下はダメだと思ったら「やるやる」言いながらやらないのがよい。露骨に業務を拒否ると村八分にされたり周りに影響を及ぼすので、言動は優等生でw。そういう時期もあるさ、くらいに割り切ることが大事。最初からモノになりそうにないなら、適当にあしらって自分の勉強に力を注ぐだけだろ。