びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/02/15(金)「独り言」

 自分らしく生きようとして、自分の意見を口にすると、他人の世界と合致しなければ、他人に不快感を与えることになる。私の言うことは私にとっての正しいことであり、他人にとっての正しいこととは限らない。人生には意味はなく、意味を与えるのは自分だとしたら、他人にも他人の意味がある。そこに踏み込んで意見できるだろうか。私だって他人の意見に対しては身構える。他人も同じだろう。
 意見を言うにはタイミングがあると思う。楽しい場所で「お前のやり方はダメだ」って言っても怒らせるだけ。例えば、失敗した直後とかにアドバイスしないと効果がない。私が滋賀のことを言っても研究所では理解してもらえなかった。むしろ数人を怒らせた。人が学習するには直接経験するしかないんだってこと。その人が経験してないことをいくら言葉で伝えようとしても無理だった。年上と話してると「なるほど」って聞いてくれるけど、年下には本気で思ってることを話せないもんなあ。
 好き勝手生きてきたから友人たちとは共通点が多いと思っている。この年になって独身が多いのも、みんな自分にとっての正しいことを追い求めてきたせいじゃないかと思う。自分がしっかりしてないと相手を幸せにできない。でも、求めるときは苦しいときばかり。いいときは独りで大丈夫、相手に合わせるのが面倒だ。こんな理屈じゃ結婚なんてできないな。
 うちの母親なんか「誰でもいい、今年中に」と言うが、本当に誰でもよくなってきた。「この人だ」なんて必然はないんだよな。星の数ほどいる人の中で縁があるかないか。そろそろ体力が衰えて気力も萎えてきた。独りで凌いでいくのはしんどくなってきた。誰かに歩み寄っていくのは苦手なのだが、そういうタイミングなのかもしれないね。