びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/01/26(土)「独り言」

 周りとの関係性によって自分の行動は決まる。会社の場合は、会社の方針であり、社会の要請なのかもしれない。好き嫌いにかかわらず、考えの違う人ともやっていかなければならない。滋賀のときは完全に孤立した。倫理的に正しいと思うことを主張したところ、ケンカするどころかいきなり干された。研究所からも何のフォローもなく、「お前の言うことはわかる。だから仲良くしろ」と言われた挙句、事実上更迭された。
 無視され、理解されないことは、自分の信念があるとしてもこたえた。他人は自分を写す鏡であるが、その鏡には何も映らないのである。そういうときに支えになったのは、古くからの友人の存在であった。彼らと接していると自分を取り戻すことができた。会社というものが容赦なく個人を切り捨てることは悲しかったが、人間というのは基本的に弱く誰かを必要とする存在であることに気づいた。
 イチローが相手の投球フォームに対応して打撃フォームを変える。これと同じように、会社において自分の軸にこだわっても、結果が出なければ意味がない。つまり、相手の軸を考えることが大切である。言うことがコロコロ変わる人がいるが、結果を残すためには必要なことなのだろう。人のために頭を下げてこそ仕事というのは本質を捉えていると思う。自分を犠牲にした分、給料をもらっているのだ。
 周りとの関係性の中で自分が生かされているなら、どうすることもできない流れがある。この会社に入ったときにある程度決まってしまったのだ。例えば、自分とは関係のないところで転勤が決定される。偉いお坊さんも「仕方ない」の一言で片付けている。仕方のないことは考えても仕方がない。
 プライベートこそ、自分を表現する時間。周りとの関係性を自分でアレンジできる。私のことを理解してくれる友人や家族に囲まれてることが幸せだと思う。プライベートまで仕事のことを考えるより、自分の時間を大切にしたい。