びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/01/27(日)「独り言」

 秩序を維持するためには暴力が必要である。実際に手を動かしてる担当が一番よく知ってるはずであるが、彼にマネジメント上の判断がゆだねられることはない。判断に必要な情報を与えないことによって、上司の立場が維持される。揉め事を起こせば転勤が待っている。転勤がいやなら我慢するしかない。
 「君もサラリーマンだからわかるだろ?」と3人くらいから言われたことがある。議論が行き詰まり、これを言われるとどうしようもない。何かマニュアルでもあるのかというくらい上司の言うことはパターンが似ている。「君しかできない」、これ王道。うっかり魂を揺さぶられたら大抵はとんでもないことになる。直接頼まずに間に人を挟んでくることもある。この場合、非常に悩ましい。結局、部下に手を動かして欲しいのだ。言葉なんて意味がない。「そんなこと言った覚えない」で終わり。
 そこに派閥間の争いがある。上司にとって都合のいい人物が出世する。正しいかどうかより、都合がいいかどうかが重要。会社の収益はどうなってるのだろうという疑問はあるが、心配しなくても儲かるようなシステムになっている。製造業においては、ほんの一部の人だけが手を動かして、他の人は猿山の派閥争いにすぎない。「うちは間接部門だし」ってよく言われたよ。
 自分もまた誰かに暴力をふるってやいないか、と考えることがある。階層構造になってる限り、誰かの犠牲の上に私の立場が成り立ってるはず。給料分を稼いでないとするなら、誰かの取り分を搾取してるわけ。綺麗な生き方なんて自分がそう思いこもうとしてるだけで、そんな生き方ができるはずもない。
 戦争反対って言っても自衛隊はいる。自分の身は自分で守らないといけない。いつの間にか騙されていることがあるから、警戒するにこしたことはない。権力は暴力をふるうためではなく、平和利用したいものである。