新しい技を身につけるときは頭を働かせなければならない。もし脳が疲れていなければ、新しいことは身についてないのである。では、脳が疲れていればいいかというと、必ずしもそうではなくて、「悩ん」でいる状態は何も考えていないのと同じである。デール・カーネギーが言うように、「悩むのではなく建設的に解決する」必要がある。そもそも開発の仕事というのは、誰も作ったことのないものを作るのであるから、道なき道を進まなければいけない。最低限そういう気合がないと駄目だし、目的に達するための想像力や技術が必要である。マークシートの試験は勉強すればするほど飛躍的に点数がよくなる。人生だって一つスキルを身につけるだけで飛躍的にバリエーションが増える。
ファイン用途の顧客は要求が厳しい。うちの上層部は何を要求されているのか理解できない。テクニカルタームも知らないくせに、下っぱに丸投げする。当然、私が調べて報告しても意味が理解できない。うまく説明しないお前が悪い、となる。さらに、関係者集めて説明してくれとなる。言葉の説明じゃわからないから何をすればいいか指示書を書いてくれとなる。最後には、現場のオペレーターに直接指導してくれ、となる。滋賀の生え抜きはこんなのばっかりだ。知らないとかできないことを言い訳にして、全部他人にやらそうとする。まともにつきあってたら頭が変になりそうだ。彼らは何一つ建設的なことをしていない。知らなければ調べればいいし、できないならできるまでやればよい。そういう基本姿勢に欠けていては、事業売却や工場閉鎖もそう遠くない未来の姿だろうな。