びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/08/16(土)「野球」

 北京オリンピック野球も4戦目の韓国戦。負けたみたい。これで2勝2敗。でも、予選落ちすることはないだろう。だったらまだまだこれからだ。見てて感じたことを書いてみる。
 選手はプレッシャーに弱い。ほとんどの選手が力を出せていないように見える。一年中争っているリーグ戦なら、時間が経てばデータを下に打ち崩せる。でも、短期決戦には通用しない。体格の勝負になれば、日本人はパワーで勝てそうにない。器用さや緻密さを駆使したスモールベースボールで対抗すべきであるが、寄せ集めのチームでは組織として成熟していない。さらに、唯一互角以上であるはずのメンタル面で、データがないから自信が持てない、ということもあるかもしれない。
 交流戦を見ればわかるが、シーズン調子が悪いチームが急に勝ちだしたりする。要するに、対応力の違いなのだろう。いかに初物を打ち崩すかというのは長いシーズンを活躍するのとは違う才能が要求される。一番いいのはピッチャーが優れていればよい。打線は水ものと言われるのに対して、守りは確実である。点を与えなければ勝てる。
 そのピッチャーがシーズンで使用している球と国際球ではサイズが異なる。これにすぐ対応するのは難しい。レッドソックスの岡島投手は日本ではカーブピッチャーだったのに、アメリカではチェンジアップピッチャーになった。変化球の曲がりが変わったためだ。ダルビッシュ投手だって、山本昌投手だって、飛躍のきっかけは新しい球種を覚えてピッチングの幅が広がったこと。そんなにオリンピックで勝ちたいのなら、なぜシーズンの球を変えないのか?それはプロにとって死活問題だから対応できないのだろう。
 国際試合は好きじゃない。世界的に見てオリンピックにふさわしい競技がどうか疑問。大リーグにだって相手にされてない。私はNLBが好きだ。シーズン中にあるにもかかわらず選手を派遣するかぎりには絶対に勝って欲しい。そのために前回アテネの敗戦からどこか工夫したのか?その辺が見えてこない。ムード偏重のマスコミ。芸能ネタの一部になるために選手たちは戦っているのか。プロとしての売名行為?自己満足?星野監督ばかりクローズアップされる。違和感を感じるのは私だけだろうか?