びーの独り言

どこいくの?どっか。

2005/08/27(土)「滋賀探索①」

 大学友人Sが遊びにきた。寺社仏閣巡りをしようというSとそれに全く興味を示さない私とで意見が対立した。でも、よく考えてみると、私はどこにいきたいだろう?それにせっかく来てくれたのだから好きなところに行ってもらいたい、というわけでホスト役に回ることにした。
 善水寺(甲西);地元では有名な寺。山道を走り小高い山を上がると、茅葺屋根の威風堂々とした建造物。本堂は国宝に指定されている。辺りは誰もいない。とても静か。拝観料を払って中へ入ると、30代くらいの女性が説明してくれた。中心には本尊薬師如来が入った御厨子。本尊の隣には梵天帝釈天。その前に四天王の持国天増長天広目天多聞天。四天王の前には十ニ神将。干支の数だけいる。十二神将の前には左右を守る仁王像。これら全て写実的で躍動感がありとても迫力がある。全く興味のなかった私もしばし見とれていた。裏に回るとまた別の仏像が安置されており、それぞれの魅力を発していた。ここは天台宗の寺、桓武天皇が病気になった際に、ここの水を飲んだら元気になったことから善水寺という。織田信長に焼き払われそうになったがなぜか残ったらしい。荘厳な雰囲気を持つ心休まるスポットであった。
 ②大池寺(水口);日本庭園が有名。ものすごく整備されていてとてもきれい。拝観料を払うと、おばさんが説明してくれた。建物は平べったく、ほとんどがふきっさらし。風が吹きぬけ涼しげ。縁側に座り庭を見る。第1の庭には地を這うような巨大な松。「柱の間がフレームになってます。立って見るのは二束三文。」。第2の庭がメイン。不自然な形に刈り込まれたサツキに目がいく。真ん中には宝船、そのバックに波をイメージしている。地面には白い砂が敷き詰められ、箒で掃いたときの微妙な線が入っている。手前側には大きな亀、頭は石で身体はサツキ。ユニークな感じ。全体的にこじんまりと完結していた。江戸時代の小堀遠州作。日本で3箇所しかない刈り込み式庭園。第3の庭には、水琴窟。直接聴くには頼りないのかスピーカーから音が出ていた。それはちょっとどうかと思うのだけど。水が落ちるタイミングと音がなるタイミングがずれてるから、あまり実感も湧かず。ここは臨西宗の寺。かつて修学旅行コースにもなっていたらしい。あまり寺っぽくはない。
 ③油日神社(油日);水口からさらに南東へ少し行ったところ、地名に油とつくためなんとなくインパクトがある。冗談みたいだけど本当に油業者と関係があるという。やや大きい茅葺の神社、少し立派な感じ。門をくぐると回廊、一番奥側に神殿。門の裏側にて多数の一斗缶を発見。油屋さんが奉納したもの。後で車で走っていると町の入り口にでっかい鳥居を発見。やっぱり名前からして油に日だから由緒ある神社なのかもしれない。
 その後、信楽を回ったが、以前に逝った事があるので内容は省略w。夜は郷土の名産である近江牛の焼肉と恒例の洋楽カラオケ3時間で締めたw。