びーの独り言

どこいくの?どっか。

2005/08/20(土)「一人旅②」

 8時起床。久々の車中泊はあまり寝られず。身支度を整え、出発。
 ①国道32号線;池田から吉野川沿いに高知を結んでいる。ずっと厳しい渓谷が続く。ここは大歩危小歩危が有名。大歩危は大きく歩くと危ないという意味。小歩危は小さく歩くと危ない。とにかく私はこの道がお気に入りである。険しい山間に広がる美しい渓谷、山の中腹に削って拓いた国道とJR土讃線の競演。JR土讃線はよくもまあこんなとこに鉄道を通したものだと感動してしまう。高知と高松、徳島を最短距離で結ぶ路線。いくら山が険しかろうと高知の人にとって悲願だったにちがいない。早くも明治には開通していたが、度重なる土砂崩れが問題になっていた。近年はトンネルができて少し安全になったが、旧線はいまだなお鉄道ファンをひきつけている。
 ②杉の大杉(高知);国道32号沿いにある道の駅近くにある。昔から気になっていたが、実物を見たことはなかった。「日本一の大杉」国の特別天然記念物らしい。一体どんな木だろうか。徒歩数分の神社にそれはあった。およそ杉から来るイメージとはかけ離れた姿。幹は根元で数本に別れ、幹の直径は20m。これ本当に杉?本当に日本一?よくわかりませんw。
 ③桂浜(高知);国道32号を高知市内に抜けて海へ向かう。浦戸大橋を渡るとそこは桂浜。通算4回目の訪問。巨大な坂本竜馬像が立っている。砂浜の白、海の濃いブルー、空の淡いブルーのコントラストが絶妙。竜馬が見たように、遠くを眺めてしまう。今日も遠くを眺めていた。景色は変わらないけど人は変わってしまう。ついに一人で来てしまった。しばらく昔の思い出に浸る。
 ④穴内川ダム(高知);国道32号を再び戻る。繁藤というところで横道に逸れてみた。どうも私は大規模な構造物にひきつけられるw。集落の狭い道をすり抜けるとダムが登場。ここは穴内川を堰きとめている。全然有名ではない。寂しい場所。高さ60m級の大きなダムに誰もいやしない。堤の上を歩いてみたら、えらい高くて足がすくんだw。
 早明浦ダム(高知);吉野川の上流を堰きとめている四国一大きなダム。四国の水がめで渇水時はニュースになる。今年は特に渇水が酷いと聞いていた。国道32号大豊から国道439号に逸れると山間に巨大な壁。これはド迫力!高さ106m!しかし、ダムはその能力のほとんどを発揮できていなかった。全然水がない。山肌は茶色に露出。実は1日後ある現象が起きていたことを知るw。
 ⑥県道32号線;国道32号を戻るだけじゃ脳がないので寄り道。吉野川を渡り大歩危駅を経由してかずら橋方面へ。この道は再び祖谷口駅で国道32号に戻る。この辺りには最近hyosubeが行ったのは知っていたが、偶然にも同じ道をチャレンジしていた。通称祖谷街道。祖谷川に沿ったとても険しい道。ほとんど崖みたいなとこに1〜1.5車線。道はとにかく険しいが景色は非常に良い。途中、小便小僧の銅像が崖に向かってポーズを取っていた。ありそうにない組み合わせがとてもユニーク。ところで、こんなめちゃめちゃ険しいところに信じ難い道を作る理由は?それも1日後あきらかにw。
 ⑦「阿麺房」(三加茂);これうどん屋の名前。センスがいいでしょ?ここには毎日のように通った。Rらはここでバイトしていた。大将とも仲良し。7年前は覚えててくれたけどさすがに難しいかな。19時、扉を開く。懐かしい大将の顔。初めわからなかったみたいだけど、思い出してくれたみたい。閉店時間過ぎて21時半までおしゃべり。人生の先輩としてたくさんのアドバイスをしてもらった。普段全然遊びに行かないけどこういう繋がりって面白いなあって思う。今回の旅のハイライト!
 国道192号を東に向かい道の駅貞光で2泊目。