びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/02/18(日)「松戸」

 6時半に起きた。昨日に終わらすはずの予定は終わってなかったので、出かけるかどうか迷っていた。なんだかやる気があったので、先に用事を済ますことにした。
 退職金運用のプランを確認した。会社で教えてもらったのはデフォルトのプランは信託報酬が0.7%で他よりもやけに高いということだ。ネットで検索したら、ヤフー知恵袋にまったく同じことが書かれていた。こういう上がるか下がるかわからないものに、はっきりと不利と断言されていたのは本当にダメなんだろう。またお薦めが海外株式インデックスファンドと書かれていた。海外は日本より右上がりだろうし、そうなのかなという気がした。これの信託報酬は0.2%だった。とりあえず今のプランは止めて、海外株式インデックスファンドに乗り換えた。一回全部売却して手数料は1万円ちょっと。ほっとけば損するし、乗り換えれば1万円。DCというのは証券会社を救済するための施策か?
 こういうのって右から左に動かしてるだけで何も生み出さない。政府が投資を勧めるのは証券会社を儲けさせるだけ。どうせアメリカにそそのかされてるのだろう。経済はただのネズミ講。出資者がいなくなると崩壊するから、新規の出資者を募集してる。そこを食い物にしようとしている。馬鹿な話だ。
 思ったより早くカタがついたので、9時頃、出発。千葉近郊シリーズ。今日は松戸を狙った。東関道から外環道の市川中央IC下車。車は日常の引力から無理矢理ひっぺがしてくれる。
 955、昭和の杜博物館。船橋で検索している時に見つけた。私設の博物館。隔週の週末しか開いてなくて、たまたま開いていた。外にはクラシックカーが並び、銚子電鉄や流鉄の車両があった。敷地は那珂川清流鉄道やポッポの丘よりも狭かった。
 博物館の建物に入ると受付があり300円だった。建物の中には昭和の様々な物が置かれていた。なんでも集めているといった感じだった。その中でも私が心を奪われたのは小松崎茂の絵だった。小松崎茂の名前は知らなかったが、絵にはとても見覚えがあった。漫画創成期の漫画雑誌には必ずといっていいほど、この人の絵が書かれていた。この人の書く未来の世界は、大人の今見るとその凄さがひしひしと感じられた。まだ見たこともない未来の世界を想像にもかかわらず緻密なタッチでリアルに描いて見せた。美術館の訳のわからない作品よりも、これこそもっと評価されるべきだと思った。私の頭の中はすっかり小松崎茂の世界に染まっていた。
 外に出ると、たくさんの車がやってきていて、車が閉じ込められそうになったので、1045、出発。すぐ近くには千葉都市モノレールの車両が置いてあった。これで3箇所目だなあ。
 1115、21世紀の森と広場北駐車場。500円。とても広い公園だった。バーベキュー場、滑り台、大きな池に花壇があった。たくさんの家族連れが楽しんでいて賑やかだった。公園の中に博物館があった。
 1140、松戸市立博物館。新しい感じ。常設展は310円。企画展「100年前からのくらしのうつりかわり」から。小学生向け。特になんとも思わなかった。常設展は旧石器時代から現代まで。でも、教科書通りで面白くなかった。奥の方に怪しげなコーナーが。普化宗について説明していた。知らなかったのだが、江戸時代に活躍した虚無僧は普化宗だった。そして明治になり禁止された。なるほど。これはなかなかマニアック。それから二十世紀梨の話。倉吉で二十世紀梨記念館に行ったなあ。松戸が発祥。因みにふなっしーで有名な船橋よりも、市川の方が生産量は多かったり。松戸もそこそこ。
 13時半、出発。1350、吉野家。1415、出発。
 1425、本土寺法華経寺と同じく日蓮宗の寺。日蓮の弟子の日朗が作った。ここも存在を知らなかった。門の前にはお茶屋が2軒ほど。門が立派で、中には五重塔が。法華経寺と雰囲気が似ていた。関東にはこういう知られてない寺がたくさんあるのかもしれない。
 1520、戸定が丘歴史公園駐車場。ここには徳川慶喜の弟で跡継ぎだった徳川昭武の住宅が残っていた。
 1525、松戸市戸定歴史館。徳川昭武の説明。水戸の出であるが、松戸徳川家と呼ばれていた。
 戸定邸重要文化財門跡寺院みたいな広さだった。さすが将軍家である。
 梅園では梅が咲いていた。梅をマジマジと見るのは初めてだった。桜ほどのインパクトはないが、かわいらしくて奥ゆかしかった。
 16時半、出発。外環道松戸ICから帰った。17時半、帰宅。今日も泳ごうと思ったが、なんだか乗り気ではなかったので、さぼることにした。
 今日はようやく用事が片付いたし、松戸はとても面白かった。千葉近郊には期待してないから、意外な発見があるんだよなあ。船橋、市川、松戸、総武線常磐線の大きな町のイメージしかなかったが、下総台地は田舎で地域色があり案外面白い。まだまだ楽しめそうである。