びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/07/02(土)「国立博物館」

 7時半、起床。845出発。東京でまず行きたかったのは、国立博物館だった。あれだけ各地の博物館に行ってるのに、総本山の国立博物館には行ったことがなかった。
 10時半、法隆寺宝物館から。国立博物館の中でも特に気になっていた。なぜ別館ができるほどの法隆寺の宝物が国立博物館にあるのか?答えはすぐにわかった。明治時代に法隆寺が皇室に献上して、戦後博物館に寄贈したとのこと。別に強奪したわけではなかったのね?最近、法隆寺ではクラウドファンディングをやっていて話題になっていた。献上としているが、昔から維持管理がたいへんだったのかもしれない。法隆寺は仏像界では特別の地位を占めている。仏像としては最も古い飛鳥時代の特徴を有する。顔は細長く、目は杏仁型、横から見ると細身でお腹を突き出していた。これらは中国からの影響が大きかった。宝物館には、渡金による金剛仏がたくさん安置されていた。法隆寺にはたくさんの仏像があったのか。だいぶ期待していたが、回るのは1時間かからなかった。
 11時半、本館。1階の一室では、創立150年記念特集として「収蔵品でたどる日本仏像史」を開催していた。時代毎の仏像が展示されており、一般的な内容だった。櫟野寺の観音菩薩立像があり嬉しかった。細身で目が吊り上がっており、甲賀様式として紹介されていた。また浄瑠璃寺では歯抜けになっていた四天王の広目天があった。現地でのイメージよりも大きかった。現地ではもっと大きな阿弥陀仏が9体あったからね。薬師寺の十一面観音立像は、私のお気に入りの渡岸寺のものとかなり似ていた。室生寺のものとも似ており、何か繋がりがあるのかもしれない。
 1250、ミュージアムレストラン「ゆりの木」。ホテルオークラがやっている。さすがに大盛況だった。
 13時半、本館の2階。日本の美術史を紹介していた。系図を期待したが、大まかなアウトラインだけだった。日本刀だけは何回見てもわからん!
 16時、平成館。考古学関連の展示。国宝はあるものの一般向けという印象。途中で時間切れ。
 とにかく点数が多くて半分も見ることができなかった。展示というか説明はあっさり目だった。あまり深くはなかった。国を代表する博物館だけあって詳細を期待したが、広く万人受けする内容だった。仏像を見るなら奈良国立博物館縄文時代なら橿考研、奈良時代なら奈文研かな。