びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/08/15(火)年休「室蘭」

 登別温泉地獄谷駐車場。3時に一度トイレに起きた。誰も見てないので(ry。起床は5時。とても静かでぐっすり眠れた。車でトイレに行ったら、掃除中だった。こんな早くからありがとうございます。朝食を買うため車でセイコーマートに行ったら閉まっていたorz。7時からだった。セブンイレブンに行ったら、こちらも6時からだったorz。車でトイレに戻るとまだ掃除中だった。
 515、歩いてすぐ近くの地獄谷展望台。こんな朝早いのに結構人がいた。山肌は茶色で火山性ガスの影響があるところは白くなっていた。谷の底には小さな川が流れていて、水の流れる音がチョロチョロ聞こえた。ところどころで湯気が立ち上ぼり、硫化水素の臭いがした。雲仙で見た地獄と基本的に同じだった。
 駐車場に戻って、昨日のブログを修正した。610、車で念願のトイレに行った。615、駐車場に戻って、地獄谷の探索を開始した。
 熊が出そうな山道を歩いた。今回熊よけの鈴を持ってきてたけど、まだ使ってないや。625、大湯展望台。大湯沼が見渡せたが、灌木が被っていて眺望はいまいちだった。そこから下に降りた。
 6時半、奥の湯。小さな池。湖面は薄い水色で物凄くボコボコと泡が出ていた。それとともに物凄い湯気が出ていた。落ちたら確実に死にそうだった。
 隣には大湯沼があった。奥の湯よりはだいぶ大きかった。湖面は灰色またはやや緑がかっており、ここもまたボコボコと泡が吹き出ていた。そして、白い湯気が立ち上ぼり、辺りには硫化水素の臭いが立ち込めていた。周りの山肌はガスが出ているところは茶色から白色に変色し、他は草や木が生えていた。
 645、大正池。わざわざ足を延ばしたのに封鎖されていたorz。こういうのはちゃんと看板に表示して欲しい。遠目で見る限り、湖面は茶色だった。別府の地獄みたいなもんか?
 705、鉄泉池。小さな水たまりサイズの池。無理矢理すぎる。結局のところ、地獄はどこで見ても代わり映えしないのかもしれない。
 715、駐車場。休憩してから、725、近くの倶多楽湖に向けて出発。
 7時半、日和山展望台。大湯沼が見渡せた。
 735、扇形展望台。倶多楽湖が見わたせるはずだが、灌木が邪魔していた。このパターン多いなあ。
 740、倶多楽湖。湖面は静かで鈍い水色で銀色に光っていた。空は雲しかなかった。周りには何の音もしなかった。
 登別温泉に戻った。755、セイコーマート登別店でベーコンおかかおにぎりを買った。適当に路駐して朝食&身支度。
 820、出発。海沿いの国道36号線を室蘭に向かった。昨日と一緒で真っ直ぐな道、時折太平洋の荒波が見えた。
 室蘭に入ってから、脇道に入ると、過去最大級の傾斜の道に遭遇した。どうかしてるだろ?上りきったところからは室蘭の町が見渡せた。新日鉄の工場が全体的に茶色に錆びていて、とてもいい感じだった。このどこかに日本製鋼所もあるのだろう。室蘭は鉄の町だった。
 905、トッカリショ展望台。風が強くて帽子が飛ばされそうだった。トッカリショ浜を見下ろした。登別方面には崖が続いているのが見えた。まるで三陸の北山崎のようだった。
 915、地球岬。何かのランキングで1位らしかった。駐車場には2人の警備員さん。お盆休みだからお客さんが多いのかな?駐車場はガラガラだった。展望台からは眼下に白亜の灯台が見渡せた。灯台の先に海が広がっていたが、海岸線は見えなかった。曇ってたというのもあるが、まったく景色的には面白くなかった。どの辺りが1位なのだろうか?単純に名前がインパクトあるだけではないのか?因みに25年前にやすをと室蘭に来たことあるが、地球岬に寄ったかどうかは思い出せなかった。9時半、出発。
 945、旧室蘭駅舎。明治の重厚な造り。駅舎の横にはD51。写真を撮っていたら雨が降りだした。駅舎の中は観光案内所になっていた。窓口を覗いてたらお姉さんが出てきた。用事があるわけではなかったが、「カードとかありますよ」と言われてしまった。仕方なく「マンホールカードありますか」と聞いた。そしたら、マンホールカードと炭鉄カードというのをもらった。炭鉄カードは北海道の石炭と製鉄所関連の施設で配ってるようだった。なんかそういうのが他にも2種類あるようだった。カード作る手間よりもメリットが大きいんだろうな?無理して集める気はないけど、思わずもらってしまう。1005、出発。
 1015、測量山展望台。下から頂上を見ると、何本も鉄塔が立っていて、まるで函館山のようだった。実際地形も山と陸の間が砂州になっていて、よく似ていると思った。展望台からは白鳥湾がよく見渡せた。しかし、眺望は雨でいまいちだった。おそらくやすをと来たのはここじゃないかな?
 1035、柄鞆岬。モニュメントがあるだけ。眺望は島が浮いてる以外は、雨でなくてもいまいちぽかった。
 1045、道の駅みたら室蘭。別に昼食にするつもりはなかったが、メニューを見てたら食べたくなった。くじら食堂。室蘭セット(ハーフカレーラーメン&ハーフ焼き鳥丼)のご飯大盛。どちらも室蘭名物だった。カレーラーメンカップヌードルのカレーをおいしくしたような感じでうまかった。焼き鳥はあんまりだった。スカスカだし、ご飯と合わせる意味を感じなかった。これだったら宮崎の名もない店の方が余程うまい。この何の脈絡もなさそうな2つが名物というのは、観光資源としてはかなり苦しいのではないか?
 11時、白鳥大橋展望広場公園。100段くらいの階段を登った。ここからは白鳥大橋が見渡せるだけでなく、製鉄所も見渡せた。なかなかよかった。
 1145、白鳥大橋を渡った。寒冷地最大の吊り橋らしい。琵琶湖大橋みたいだと思った。
 1155、白鳥湾展望台。白鳥大橋は遠くて、白鳥湾も全然見渡せなかった。廃止すべき。
 室蘭はやすをとの旅行以来だったが、まったく記憶になかったように、まったく面白くなかった。今まで北海道で会った旅人との会話でも室蘭の話を聞いたことがなかった。今日も地球岬や道の駅を除いてほとんど人がいなかった。夏休みでこれだったら、もうオワコンでしょ?途中から時間泥棒だなと思いながら回っていた。
 国道36号線は37号線になった。伊達に向かって西へ移動した。
 1210、北小金貝塚遺跡。世界遺産。広い駐車場には一台も車が停まってなかった。雨とは言え、盆休みだよな?傘をさしてたら風が強くて傘が壊れそうだった。傘をささずに建物に向かった。
 北小金貝塚情報センター。駐車場に車がいなかったのはもしかして閉まってるからか、と思ったら、入口は開いていた。中には係の人はいなかった。なんだこれは?立派な施設なのに無人?「ガイド希望の方は2週間前までに申し込んでください」となっていた。世界遺産の他の場所では飛び込みでもOKなのになあ。
 北黄金貝塚で気になったのは人骨が出てたこと。貝塚で人骨が出るのか?普通別々だよなあ。あとは虫歯がなかったこと。虫歯の原因はデンプンであり、ここの縄文人は動物や魚を食べていたとのこと。なるほど。擦り石がやたらたくさんあった。持つところが凹んでいるのが特徴。これは初めて見た。
 この遺跡は最初に一人の先生が見つけた。その後、生徒たちがクラブを作って発掘、地元の人も協力して、国の史跡になり、最後世界遺産となった。ここまでの草の根運動をアピールしながらなぜ無人?遺跡の方は雨なのでパスして、1310、出発。
 伊達にはもう一つ世界遺産があったので、国道37号線を西に向かった。
 オカモト(神ガソリンスタンド)を発見。伊達店。看板の表示171.8円/Lに対して、実売は156.1円/L。毎回毎回あの看板は何の値段だ?
 1340、ジョン・バチラー夫妻記念教会堂。バチラー八重子の養父母のバチラー夫妻を記念して立てられた。重厚な石造り。中は閉まっていた。土曜日だけ開くらしい。再訪も難しいな。
 14時、入江高砂貝塚館。
世界遺産。明るいおばさんが出て来て、館内のガイドをしてくれた。まず土器や骨に触らせてくれた。土器に触ったのは初めてかも?植木鉢みたいだった。そっからは一つ一つ展示について説明してくれた。住居跡の説明の時には、御所野遺跡が土屋根で知られていることを知った。北黄金で見た擦り石は北海道式石冠と言うらしかった。また北黄金と同じように骨も出た。これは貝塚がゴミ捨て場ではなく、生物を葬る神聖な場所だったことを示しているらしかった。これはアイヌの文化にも通じるような気がした。骨の中には頭蓋骨は大きいのに腕の骨は非常に細いものがあった。これはポリオで寝たきりの人を村人が世話していたのではないかと言われていた。これどこかで見たことあるかも?思い出そうとして調べたら、国立科学博物館にあるみたいだった。貝塚の剥ぎ取り図は本州と違い貝の層がほとんどなかった。黒い貝塚と言うらしかった。おばさんの説明はわかりやすくて、それどころか他の遺跡のことも教えてくれるくらい素晴らしかった。
 1450、入江貝塚。雨は止んでいた。草原の中に竪穴式住居の作りかけが2棟あった。土屋根にしてたら潰れたらしかった。ここには地層を見れる建物があった。
 1510、高砂貝塚。草原には白く円形になってるところがあった。近づくとホタテの貝殻がたくさん撒かれていた。これが貝塚のようだった。多分再現だろう。草原にはたくさんのカモメがいた。
 1525、貝塚館に戻って展示をゆっくり見た。帰り際におばさんに挨拶しようかと思ったけど、他のお客さんの接客をしてたので諦めた。
 16時、出発。この先は胆振線廃線跡探索をしながら、昭和新山洞爺湖をできるだけ片付ける戦略だった。
 1620、胆振線上長和駅跡。路盤はサイクリングロードになっていて、ここには疑似ホームがあった。
 16時半、昭和新山鉄橋遺構公園。昭和18年昭和新山ができた時、胆振線も持ち上げられてしまった。その鉄橋の遺構が山の中腹にあった。結構登った。山の中に不釣り合いなコンクリートの橋脚が2つ出てきた。これが地面の高さにあったとはにわか信じられなかった。近くに設置された木製のソファーが変な角度になっていた。もしかしたら、大地はまだ動いてるのかもしれない。
 1710、壮瞥公園洞爺湖展望台。ここからは洞爺湖が見渡せるとともに昭和新山も見えた。洞爺湖は大きくて緑の島が浮いていた。昭和新山はたんこぶみたいに不自然に膨れていた。爆発しないよな?
 1725、昭和新山Googleマップに「昭和新山」と打ったら連れてこられた。ここには大きな駐車場があり、たくさんの施設があった。目の前には大きな昭和新山があった。ここはきっと25年前にやすをと来たはず。宿泊場所にいいのではないかと思ったが、トイレの電気がつかなかった。
 1745、洞爺湖に面したパーキング。洞爺湖八景壮瞥温泉となっていた。洞爺湖とは反対側に明治新山が見えた。そう言えばそういうのもあったなあ。
 1755、レストラン望羊蹄。ネットで見つけた。行列してたけど、すぐに入れてもらえた。ハンバーグ300gのセットとサラダ。サラダはマヨネーズで食べるスタイル。あんまり酸っぱくなかった。自家製かな?レタスがしゃきしゃきしてて、おいしかった。プチトマトは甘くて、フルーツトマトって言うやつかな?ハンバーグはデミグラスソースがまったくきつくなくて、めっさうまかった。さらに漫画でしか見たことないようなレベルで肉汁が溢れだした。大満足だった。
 19時、洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス。ニフティで北海道5位の温泉だった。高級ホテルのロビーで受け付け。1200円。脱衣場からして、広々して清潔だった。長椅子が用意されてるのもありがたかった。ただリュック用の鍵付きロッカーが欲しかったなあ。浴場は薄暗くて、高級そのもの。備え付けのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープの容器も高そう。嬉しいのは、シャワーのペダルを押してもなかなか湯が途切れないこと。これ意外とないんだよなあ。どうせなら蛇口にすればいいのに?泉質は茶色。何も浮いてないし、臭いもなし。なんだろうな?露天風呂も高級。庭が凄そうだけど、近眼だから見えなかったり。高級ホテルの風呂というだけで、気持ちが上向くことに気づいた。1950からロビーのふかふかソファーでブログを打った。2050、撤収。
 なんかホテルのロビーの時からドンドンって音が鳴ってるなと思ったら花火だった。急いでホテルの裏の洞爺湖に向かうと、打ち上げ花火が上がっていた。どうやら観光用に毎日上げてるようだった。たくさんの人が見物してた。外国人も多かった。小規模だったが、たまに高くて大きいのが上がった。思いがけず花火が見れてラッキーだった。
 近くの道の駅に移動してる途中、さっきのパーキングが出てきた。2125、洞爺湖沿いのパーキング。トイレの電気をチェックするとOKだった。いけるやん!道に面しててたまに車が通った。後ろは洞爺湖の波の音がした。車が他に一台だけだったのでマシに思えた。その一台も気がつけばいなくなってた。
 22時過ぎて、寝ようと思ったら、一台の音楽を鳴らしながらやんちゃな車が入ってきた。なかなか出ていかないどころかエンジンを止めてボンネットを開けて車をいじり始めた。何してんねん?さっさと出ていけと祈った。祈りが通じたのか20分くらいしてどっか行った。車中泊だと他の人の動きはなんともできないからなあ。