びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/10/20(金)年休「恵那」

 三連休の初日。談合坂SA。夜中はクラクション鳴らす奴がいたりして騒々しかった。起床は7時、あんまり寝た気がしなかった。朝食後、昨日書けなかったブログを書いた。泳いだ影響で左肩が痛くてだいぶ疲れていた。
 8時、出発。目指すは2週間前よりさらに西の恵那だった。結局、より遠くの探索したことのない場所を狙ったわけで。初めての場所じゃないと燃えないんだよなあ。と言ってもそんなにやる気があったわけでもないのだが。諏訪湖が見えてから恵那山がやけに遠く感じたというかとても遠かった。こんなにも遠かったのか?ちょっと舐めていた。1025、恵那山を越えてすぐの神坂PA。トイレ休憩。やる気がないからか窓に付いた虫を掃除。1045、出発。中津川IC下車。すぐに給油。とりあえず有名な恵那峡展望台を目指した。
 1110、恵那峡展望台。ここは大井川のダム湖になっていて、広くなった川幅は垂直の深い崖を埋め尽くしていた。湖面は濃いエメラルドグリーンであり神秘的な雰囲気であった。特筆すべきは対岸の崖に見えた巨大な奇岩だった。何かこの辺りは岩が多そうな気がした。側にある恵那峡大橋の上からは恵那峡を遠くまで見渡せた。想像してた以上に雄大な景色だった。
 11時半、ストーンミュージアム博石館。私は最近鉱物にも興味がある。無機物の結晶は若手なのだが、人は最後には石にたどり着くらしく。少しでもその境地に近づきたかった。
 さて、少し胡散臭そうな名前なので寄るかどうか迷っていた。すると、Googleの口コミに熱い書き込みがあった。とにかく建物の中もすべて石でできていて、一見の価値があるとのこと。それならばと寄ってみることにした。
 まずは昼食。カフェ&レストランMW(ムー)。看板にはピラミッドカレーと書いてあった。ご飯の盛り方がピラミッド。石がテーマだからピラミッドなのかな?石ころカレー大盛を注文。石ころはヒレカツらしい。大盛が400円アップで高いので、どういうのか聞いてみた。小さなピラミッドライスと石ころが1個増量とのこと。味はフルーティーでほどよい辛さでおいしかった。ただし量がとても多かった。これは頼んでみなければわからない大盛のリスクだな。
 1240、入場。JAF割引で900円。敷地はとても広かった。東京ドームよりは大きいか?あちこちに10mはあるような石の柱が立っていた。高台には大きなピラミッド!マジか!スゲー!
 まずは鉱物展示館。今まで見てきた石の展示はどこも暗くてボロボロで放置されてるのが定番だった。しかし、ここはひたすら明るくて宝石店のように整っていた。説明も分かりやすくて情熱的だった。色とりどりの宝石たちは美しく輝いており、とてもワクワクした。
 この辺りは花崗岩の産地だった。鉱物ができるのはー細倉や尾去沢でも説明があったがー、マグマから水蒸気にいろいろな金属が溶けて、その水蒸気が地上に上がる時に冷えて固まったものである。だから、鉱脈は深さ方向に分布している。花崗岩は比較的深いところで固まったものである。岩の間にはガスが溜まり穴が空いている箇所がある。そういうところには鉱物の結晶が成長しやすい。今までそういう岩を見てきたが、形成の仕方までは知らなかった。
 この施設を作った人の紹介があった。ここは石屋だった。石屋は石を勉強すべきだとして、博物館的な施設を作り上げた。よく石屋さんの前には、色んなオブジェが置かれているが(ドラえもんアンパンマンとか)、ここのはあまりにもスケールが違い過ぎた。投資額も手間も莫大であると思われ、固い信念に驚かされた。石だけに。
 鉱山体験館。元々倉庫見たいなところにいろいろなアトラクションが用意されていた。有料なのでパスした。
 石山歴史館。石屋の道具がたくさん展示されていた。石を積み上げるロックバランシングがあった。やらなかったけど、アイディアだよなあ。
 ピラミッド。クフ王のピラミッドの1/10となっていた。それでもでかかった。よくこんなの作ったなあ。中は迷路になっていた。これは楽しかった。
 他にも鉱石すくいがあったり、小さな石積の建物にいくつも展示があったり、そのどれもが趣向を凝らしていた。ここの施設はありとあらゆる角度からお客さんを楽しませたいという内容になっていた。私は完全に魅了されてしまっていた。今まで見てきた石の施設の中で最も充実していて、しかも楽しかった。コストパフォーマンスも素晴らしく、ここはもっと有名になるべき。またいつか再訪したい。
 1425、出発。近くの広重美術館に行くことにした。木曽川を一車線の鉄橋で渡ると、大井ダムの堤体が見渡せた。隣には発電所の建物があった。中央線の恵那駅を通り抜けた。この辺りは2012/8/18に同期Fと飲んでホテルに泊まったことがあった。その同期とは今は同じ建物に住んでいる。駅からすぐのところに美術館はあった。有料の駐車場しかなさそうなので、隣のバーローの駐車場に駐車した。
 1505、中山道広重美術館。特定の時間帯は無料とのこと。ここでは歌川広重を扱っていた。企画展「広重翁晩年の画業と「写真(しょううつし)」」。お客さんは白人の外国人が何組か。こんなとこにまで外国人がいるのか?日本人はいなかった。広重のことは葛飾北斎とごっちゃになっているのだが、広重の方が後の人で北斎よりも写実的であった。私は北斎の大胆なデフォルメの方が好きだなあ。広重をいくつも見てると、ワンパターンのような気がした。だからかとても眠くなってしまった。
 1620、撤収。バーローのブックオフ。中古CDを狙ったが、品数がなくて欲しいものは高かった。全然ダメ。ダイソーヘッドレストに引っ掛けるフックを買った。
 1705、出発。この辺りになるとまたしても雨が降っていた。近くの温水プールを探した。2週間前に休みだったB&G海洋センターがその辺に点在していた。どうやらこれらは温水プールではなくて、17時までのようだった。こんな山奥で何が海洋なのだろう?温水プールは断念して温泉に行くことにした。
 1720、恵那峡温泉ホテルゆずり葉。1200円。とても広くて清潔感があった。久しぶりの湯船だった。プールに行くようになってから湯船に浸からなくなっていた。段々寒くなってきたこともあり、とても気持ちよかった。身体の疲れも吹き飛んだようだった。ホテルの長椅子に座ってブログを打った。
 19時半、出発。近くの道の駅を目指した。横断歩道に黄色の服を着た片手を上げた女の子の人形があった。これは「山さ行がねが」で取り上げられ、気持ち悪くて話題となったものだった。3体も見つけた。雨の中、車を降りて写真を撮った。
 2015、道の駅そばの郷らっせぃみさと。らっせぃの意味がわからなかった。暗くて静かだった。寝るのには早いのでブログを修正した。