びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/08/10(木)「出発」

 今晩から12泊13日の日程で昨年に引き続き夏の北海道旅行に行く予定だった。16時に会社を早退して、真っ直ぐ部屋に帰り、晩飯後、風呂に入ったり、荷物を準備をして、18時半、部屋を出た。1910、給油後再出発。今日の目標は仙台だった。
 東関道から外環。だらだら混んでいた。ぼんやりといろいろ考え事をしていた。旅行に行くという実感はなかった。そのうち気持ちも盛り上がって来るだろう。ナビは珍しく常磐道を示した。圏央道に行くのかと思ったら、そのまま200km以上真っ直ぐだった。いわきより北は通れるのか?急に緊張感が走った。
 いわきに入った。2125、関本PA。この先にパーキングがなさそうなのでトイレ休憩。2145、出発。放射線量を示す電光掲示板が出てきた。0.2~2μSv/hのようだった。これが強いのか弱いのかは、X線作業主任者試験を受けたけどもよくわからなかった。
 いわきの次は広野町になった。本来なら知らなくてもいい町だったが、東日本大震災の後でこの先が立入禁止だったので来たことがあった(2012/10/6~7)。誰も歩いてない道、無人のコンビニ、対向車の人は皆マスクを付けて、自衛隊のバスには白い防護服の人たち。数ある旅行の中でもかなり異端な内容であり、とてもインパクトがあったことを覚えている。町が丸ごと消えるなんて、身体が震えるくらい恐ろしいことだと、改めて現地に来て思った。
 広野町から先は対面通行となった。楢葉、富岡とテレビで聞いたことある名前の町が出てきた。そして大熊町に入り「これより帰還困難区域」と書かれた看板が出てきた。放射線量は2μSv/hで一番強かった。でも、高速の様子はどこの高速とも違わなかった。ただ、電光掲示板で放射線量が示されてるだけだった。高速が通ってるのは基本的に山の中で暗かったのだが、景色には灯りがポツポツ光っていた。誰もいなくても街灯は点いてるのだろうか?
 双葉、浪江、南相馬と過ぎて行った。対面通行で車が長い列を作っていた。自分のペースで走れず、眠くなった。でも、パーキングは全然なかった。ブラックブラックでもどうにもならず、しょうがないから普段やらないんだけど、顔をひっぱたいた。シャキッとした。眠気以上のものが飛んでいったようだった。
 やっとパーキングが出てきた。2255、南相馬鹿島SA。広い敷地は車で一杯だった。結構、車中泊の車がいた。これはこの先の道の駅でも苦労するかもしれないな。2305、出発。
 常磐道から仙台東部道を経て東北道。ガソリンがなくなってきて焦った。
 2410、鶴巣SA。給油できてホッとした。そのまま車中泊することに。周りはうるさいし、明るいし、車内は暑かった。今回の旅行は苦戦するかもなあ。