びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/05/28(土)「大原」

 715、起床。845、出発。今日は大原。関西人には、「♪京都大原三千院」の歌で有名。庭がきれいらしかった。大原には2010年11月に訪れていたが、写真に写った景色には見覚えがなかった。きっと当時寺の中に入らなかったからだろう。
 琵琶湖大橋を渡り、鯖街道を京都方面へ。大原は近かった。1005、大原の駐車場は500円。
 三千院の方へ歩いていくと、小川に沿って上り坂になっており、土産物屋が並んでいた。この辺りは記憶にあるような気がした。前は行列になるほど人が多かったが、今日は空いていた。
 1025、三千院門跡。記憶になかったorz。中に入ると、部屋から庭が吹き抜けで見えた。レベチで美しかった。なぜ三千院が有名なのかがわかった。地面一面の緑色の苔で覆われており、池では蛙がゲコゲコ鳴いていた。ただ、すでにたくさんの人に縁側を占領されていた。そりゃそうだよな。なんとか席を確保して、喧騒の中でどこまで景色に没頭できるか試した。まだその域には達していなかった。
 庭園を歩くことができたが、これがもうホントにヤバかった。木立にも関わらず地面は一面の苔。日の光が青もみじの葉を透けて、とても幻想的で美しい景色となっていた。誰がどこを撮ってもいい写真が撮れただろう。
 苔庭の中に往生極楽院があった。中には国宝の阿弥陀三尊があった。まさに極楽の中にあるような三尊だった。お客さんの大半は仏像には興味が薄めのように見えた。
 テンションが上がり過ぎて、気持ち悪くなった。それで仕事のことを思い出してもっと気持ち悪くなった。それくらいインパクトがあった。今まで見た庭園の中で、三千院が一番凄い。いい順番でいろんな庭を見てこれたのかもしれない。
 1150、「芹生茶屋」。にしんそば。毎回にしんそばはっかり食べてるなあw。ここのにしんはあんまりおいしくなかった。
 1215、実光院。ここは部屋の中に赤絨毯が敷いてあり、庭がとてもきれいだった。そして、何より人がほとんどいなかった。やはり、人がいないのが一番だ。
 1240、勝林院。本尊は阿弥陀如来。やはり寺は敬遠されがち。
 13時、宝泉園。ここも部屋から庭が吹き抜け。メインの庭は真ん中に大きな木、根本から幹が何本も分かれていて、枠で支えられていた。右手の庭は、珍しくバックが竹だった。いずれもきれいではなかったが、他とは違う庭でインパクトがあった。ただたくさんの人がorz。800円で高いと思ったら、お茶が抱き合わせ。人が渋滞していた。
 1345、来迎院。お顔があまり見えない薬師如来さん。藤原時代とのこと。特に庭がきれいとかはないけど、ほとんど人がいなかったので、縁側に座ってしばらくぼんやりしていた。
 一度駐車場のとこまで戻り、三千院とは反対側にある寂光院を目指した。寂光院は大原の三千院と並ぶ名所だった。道中の田舎道はなんとなく記憶に残っていた。
 1445、寂光院。入り口のところに見覚えのある長い石段があった。寂光院は、20年前にお堂が放火されてしまって、今はあんまりな感じだった。残念。
 1545、駐車場。大体のところを見終わって疲れたので帰ることにした。晩飯も食べて、18時過ぎに帰宅した。
 大原はとても美しかった。さすが京都を代表する観光地だと思った。まさかこんなに心を揺さぶられるとは思いもよらなかった。日本の文化は本当に素晴らしい。