びーの独り言

どこいくの?どっか。

2020/10/11(日)「奈良」

 今日も奈良に行った。これは最初から予定していた。本当は泊まりたかったが、飲み歩くわけでもないので帰った方がお金が浮く。でも、一度家に帰るのは効率悪いし、何より気持ちがリセットされる。果たしてどっちがいいのか?10時出発。
 尼崎ー京橋ー鶴橋ー近鉄奈良・・・春日大社本殿→近鉄奈良ー京橋ー尼崎。
 11時半、奈良着。今日は観光案内所から。名物を聞きたかった。すると、頼りなさそうなおばさんが。「名物何ですか」「・・・柿の葉寿司ですかねえ」「・・・」。結局、商店街の入口にあるやまと庵を勧められた。地の物が食べられるらしい。
 やまと庵に入った瞬間、失敗したと思った。居酒屋やんけ!メニューを見ると、地元産の豚が。やまとポークというらしい。それはちょっとなあ。ご当地肉はどこにでもあり、大体普通の肉だ。仕方なく、黒毛和牛の焼肉ランチを食べた。自分で焼くスタイル。やまとポークも入っていた。やまとポークはただの豚で普通だった。黒毛和牛は全然うまくなかった。ご飯が進まなかったのにはビックリした。ほんとうに黒(ry?今日は幸先悪いスタートになった。
 13時、興福寺。私の中では忘れ去られていた名前だった。そばに行くと、観光バスが何台も停まり、小学生がたくさん弁当を食べていた。有名観光地なのかな?五重塔がひときわ存在感を放っていた。12年前にも見た姿だ。まずは本殿から。国宝は、本尊両脇の日光菩薩月光菩薩と後ろの十二神。雰囲気は三十三間堂と似てる?次の国宝館はヤバかった。半分以上が国宝だった。名前にふさわしくレベルの違いを見せつけてくれた。これは来てよかった。
 14時、春日大社。気がつけば、昨日と同じ道を歩いていた。バカみたいだと思った。いい運動だと思えばと自分に言い聞かせた。途中から、参道に入った。砂利道で周りは緑に囲まれていた。ひんやりとして気持ちよかった。ずっと上り坂で、なぜか早歩きして汗だくになった。
 春日大社は、名前だけはなんとなく聞いたことがあった。本来、寺以上に神社には興味が湧かないのだが、一応押さえておこうと。本殿に参拝すると、本殿は国宝で何もかもが朱色だった。定期的に建て替えていて、造りは昔と同じままという。そういうのでもアリなんだ?
 国宝殿に行った。大ハズレ。春日大社には国宝320点あると説明しながら、国宝の展示は大きな太鼓2つだけ。しかも、春日大社関係の展示は皆無で、特別展として、森川杜園という人を扱っていた。誰?なんでも鑑定団じゃないとわからんよ?こんなに酷い施設は初めてだった。
 休憩でかき氷食べた。かき氷を持ってきた女の子と目が合った。絶対、変な人だと思われてる?
 バスに乗って、近鉄奈良駅に戻った。16時、歩いて元興寺へ。元興寺世界遺産の一部で、昨日歩いたならまちの北側にあった。元興寺には、観光客が2、3人しかいなかった。ここは地味に建屋2棟が国宝だった。何の説明もないから何が凄いのかわからなかった。ここの本尊は曼陀羅図だった。絵が本尊なんて珍しい。帰るときに、受付のお坊さんが「ならまちはほとんど元興寺の敷地だったんですよ」と言った。ありがちだな。
 17時、今日もまたならまちを歩いた。昨日とは違って北側。ブログによれば、ならまちに車を停めて、東大寺に行ったので、ならまちの東大寺寄りが怪しいと思った。元興寺の斜め前にコインパーキングがあった。もしかしたらと思ったが、まったく思い出せなかった。いろいろ歩いたけど、今日もピンとくる場所はなかった。自転車がないと全部回るのは厳しそうだ。帰り道で左をパッと見ると、何か怪しい感じがした。道の左側に小物を売ってる店。道幅も記憶と同じ感じ。ちょっと歩いてみた。うーん、小物を売ってる店はもっとあったような気がするが?
 1730、近鉄奈良駅に戻り、天理スタミナラーメン。天スタはTさんとラーメン談義した時に出てきた。天スタって言うのかと思ってたら、看板におもいっきり天スタって書いてあった。天スタは貴生川の時、すぐ近くにポツンと一軒だけあった。一度だけ食べたことがあり、おいしかったとの覚えがあった?さて、人生二度目のスタミナラーメンには、白菜がたくさん入っていて、スープはキムチ色だった。白菜の甘味と豆板醤の辛さが絶妙でとてもおいしかった。神坐に豆板醤入れたら絶対にこうなると思った。
 19時すぎ、JR尼崎に帰って来た。pantryに寄ったら、なんと大仏プリンが山積みになっていた。今日、近鉄奈良駅の大仏プリンは行列してたけど、尼崎では知名度がないんだろな。こっちの人は余計に出歩かないから、用もないのに奈良なんて行かないし。それに、このプリン1個350円と高いってなりそう。次、見かけたら支援しなければ。
 これで奈良市街の有名どころはほぼ回った。感想としては、凄いことは凄いのだけども寺ばかりで飽きた。おいしいものばかり食べてたら、おいしくなくなるのと同じ。とにかくほとんどの説明が、バラバラで統一感がなくて、専門用語使いまくりで、頭に入ってこなかった。きっとすぐに忘れてしまうだろう。ただただあちこちで拝観料取られまくって、なにしてんだろって感じだった。まだまだ回ろうと思ってたけど、これ以上は似たり寄ったりだろうから止めた方がいいかもなあ。食べたい物がないのも大きい。
 あの時、Dさんが一番いいところを選りすぐって連れていってくれたことに気づいた。あれで奈良のことはほとんど体験できていたんだな。今回、それに気づけたことが一番の収穫だった。