びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/08/15(水)休「入院41」

 目下最大の課題は口内炎とどう付き合って行くかである。麻薬を早送りすることで痛みを制圧していたが、それでは麻薬の使用量が多くなり今後効きが悪くなる懸念があった。そこで麻薬と他の痛み止めを併用することで麻薬の使用量を減らすことが試みられた。実はうっすら気づいていたのだが、私は平常時の痛みを問題にしてるわけじゃなかった。寝起きすぐの口の中が乾いてどうしようもなく痛い状態を問題にしていた。麻薬と他の痛み止めとの併用は平常時での効果はあるだろうが、瞬発力の要る場面では関係ないと思われた。実際3種類の痛み止めを試したが、どれも瞬発力に劣り(早送りできないのだから当たり前)、麻薬の早送りなら飲めるお茶も併用では四苦八苦する有り様だった。「痛み止めを併用して麻薬のベースラインを下げるのは全然構わない。早送りの回数が多いなら薬や飲み物を飲むときだけにする」、看護婦さんたちにこのことを理解してもらうまで、空が明るくなり始めるくらいの時間が必要だった。愚直なまでに30分しか眠れないのに45分のうがいを繰り返した。1週間はこの状態が続くのだろう。
 朝の巡回。検温では熱は下がっていなかった。採血では左手がルートに占領されているため必然的に成績の悪い右手を使うことになった。「右手は血管が太く思ったより深く入れなきゃいけないようですよ」と言うようにした。今のところそれでうまくいってるような気がする。
 12時シャワー。洗いたいところがあった。そのついでに抜け毛を洗い流してやろうと思っていたら、再現なく抜け続けた。このままでは全然30分で終わりそうもなかったので、本命は先送りして終了。金曜日のシャワーで決着をつけたいところ。
 レントゲン。こんなに撮ってどうするのかってくらい連日撮っている。
 14時歯科。1週間ぶり。さすがに今回は待ち遠しかった。女医さんによれば、ほっぺたと舌の裏がひどくただれているとのことだった。先週紹介された大豆油の他に透明ジェルを紹介された。大豆油は患部が広すぎるから、透明ジェルの方がいいと言われた。透明ジェルは患部を保湿する。藁をもすがりたいので購入した。「歯磨きはやってない」と伝えると、当たり前だけど「やってください」と言われた。そしていつもよりも小さく毛先が鉛筆みたいな形の歯ブラシを渡された。毛先が小さいので磨きやすいとのことだった。
 15時父親が来たが、逃げ腰に拍車がかかりめちゃくちゃ感じ悪かった。今俺に対してそんな態度をしておくと、近い将来お前を看とるとき俺しかいないのだが?
 16時若い先生が来た。麻薬のベースを2から1.5に落とすことになった。ベースを下げると早送り量も減るので注意が必要だが、とりあえずそれでいいと思う。若い先生によれば、溶菌試験の結果、何の菌かはわかったが、その菌に効く抗生物質を調べてもらっているとのこと。へー。
 透明ジェルを使って睡眠時間が延びるか実験。一応延びたのだが、口の中の激痛も2倍くらいになった。よだれも血だらけだった。これでは使えないなあ。