びーの独り言

どこいくの?どっか。

2017/05/02(火)年休「木古内」

 起床は7時。レンタカーの最終日だったが、行きたいところは特になくなってた。8時半に出発した。
 9時に渡島当別トラピスト修道院に到着。ずっと行きたくて温めてた場所だった。入口の並木は思った通り素晴らしかったが、まさか車に乗ったまま通るとは。電車が正解だった!駐車場に車を停めて、修道院への階段を上がった。貧血のせいか息が切れた。1.3km先のルルドの洞窟まで歩こうとしたが、途中で腹痛に襲われて断念した。でも、真の目的ははこくろさんが絶賛するソフトクリームだった。一口食べた瞬間牛乳だと思った。本格的なソフトクリームとは牛乳だったのか!
 木古内に移動して10時に急行食堂に行った。一昨日のリベンジを果たしたかった。入口の札は営業中になっていたが、中に入ると誰もいなかった。あれっと思ったら、奥からおばあちゃんが「まだやってないよ。腰痛いから11時からだ」と言った。なぜ営業中になってるんだ?なぜ観光案内には10時になってるんだ?なぜ腰が痛いから11時になるんだ?もう二度と来ないと思ったが、木古内にイヤな思い出は残したくなかったし、たまたま誤解が生じただけかもしれなかったし、元からこんな感じで悪気はなかったのかもしれない。とりあえず後でまた来ることにした。
 また道の駅のコロッケを食べた。牛のゆるキャラが像になっていて、一瞬写真を撮ろうかと思ったが、なんとなくスルーした。
 次ははこくろさんに強く推された木古内町郷土資料館に行った。江差線の資料が充実してるらしかった。資料館は日曜日に行ったばかりの渡島鶴岡駅の隣にあった。資料館の前の駐車場には車が止まってなかった。休館日じゃないかと思った。入り口に近づくと開いていた。中に入ると受け付けがなく誰もいなかった。しばらくすると女性が出てきた。説明してくれると言われた。全然期待してなかったのにテンションが上がった。普通郷土資料館で説明なんてないし、説明があった方が圧倒的に理解が進む。それに女性がいい雰囲気の方だった。ここは廃校となった小学校を利用していた。展示は素晴らしかった。展示品には絶妙な分量の説明が必ずつけられていた。普通説明がないケースも多く、あっても専門用語がわからなかったりで、一体誰に説明してるんだというものが多い。それから展示品がきれいだった。普通埃まみれが多い。聞けば一つ一つ磨いたとのこと。素晴らしい!それに展示品をすべて手に取れるのも初めてだった。触っていいの?女性の説明もバランスやタイミングもよくて、とても好感がもてた。渡島鶴岡の鶴岡は山形の鶴岡の人が入植したからで、私の大好きな鶴岡と関係があったとは。鉄道コーナーはやたら充実してマニアックな上に硬券に挟みとスタンプが押せる体験が。なぜ木古内が牛のゆるキャラかと言うとはこだて牛という赤牛を育てているから。最後は体育館まで見学させてもらった。こんな郷土資料館見たことなかった。すべてが完璧だった。よほど凄い人が企画してるんだろうな。もう大満足だった。ずっと居たかったけど、お昼が来たので撤収することにした。すると女性は「ちょっと待ってください」と奥に走って行って、みそぎ祭で配っているお守りをくれた。もう言葉にならないくらい感激した。「来年また来ます」と言って資料館を後にした。女性に勧められたので資料館裏の廃線跡を歩いた。もの凄い爽やかな気分だった。旅は出会いだよなあ。はこくろさんありがとう。
 再び急行食堂に行った。今度は開いていて、お客さんが4人くらいいた。旦那さんもいたが、旦那さんも愛想がなかった。こういう店なのかな?壁のメニューを見ながら、焼きそば並とスープを注文したら、スープはやってないと言われた。なぜメニューから外さないんだ?焼きそばは具が多くパンチがあった。塩分ギリギリという感じだった。見た目以上にボリュームがあった。地元のお客さんの会計のときおばあちゃんは「店を移転したときの借金があるから止められない」と言っていた。そういう事情があったのか。会計の時におばあちゃんに「どこから来たの?」と聞かれた。わかってたのか。一言言われたのはよかった。
 函館に戻る途中でサラキ岬に行った。以前から江差線から見えたし、さっきの女性に説明してもらったというのもあった。ここは初めて太平洋を渡った咸臨丸が沈んだ場所だった。咸臨丸のミニチュアが置かれていて、チューリップがきれいに咲いていた。海には座礁しそうな洗濯岩が広がっていた。
 次は「あぐりへい屋」に行った。昨年食べたトマトのソフトクリームが忘れられなかった。やはりめちゃくちゃうまかった。牛乳の味もした。トラピスト修道院と双璧を成すソフトクリームだった。
 ずっと気になっていた四稜郭に行こうとしたが、ラブホ街からゴルフ場に突き当たって、結局たどりつくことはできなかった。こんなこともあるわな。
 ずっと気になっていたトラピスチヌ修道院に行った。わかっていたのに高い駐車場に行ってしまった。やたらとアジア系外国人がいた。何にひかれるのだろう?トラピストとは違って観光地という感じがした。
 最後に戸井線の汐泊川橋梁を見に行った。前は見落としていた。自転車で行くつもりだったが、だいぶ遠かった。国道脇に佇む橋脚はなんとも言えない味を出していた。
 17時半レンタカーを返し、すぐに七重浜に帰った。はこくろに荷物を置いて、初めて「ぬの川」に行った。噂通りめっさいい飲み屋だった。日ハム戦を見ながらブログを打った。きっとまた来るだろう。