びーの独り言

どこいくの?どっか。

2017/05/01(月)休「瀬棚」

 0630起床。鼻炎はそこそこだった。今日はレンタカーで瀬棚に行く予定だった。きじひき高原が8時半に開くみたいだったので8時までブログを打っていた。
 きじひき高原ははこくろさんのブログにちょくちょく登場していた。車でしか行けないので必ず行くつもりだった。きじひき高原は渡島大野のすぐ近くだった。函館市内を一望できるものだと思っていたら、大沼小沼も一望できた。素晴らしい景色で初っぱなから感動した。
 国道5号線を北上して10時に森駅へ。キオスクで定番のいかめしを買った。できたてで温かいいかめしだった。車の中で食べるとめっさうまかった。もう1個買うかどうか真剣に悩んだ。最近東京駅で買ってるいかめしは固くて味も濃くて、昔に比べてなんかおかしかったのだが、今日のは柔らかくて味も完璧だった。さすが本家は違うわ。
 森駅から少し戻って昨年廃止された姫川駅東山駅を探しに行った。Nさんによれば、姫川駅は国道が見えるが、出方がわからないらしい。確かに国道からは確認できたが、駅に到達することはできなかった。東山駅はもっと難易度が高そうで最初から放棄した。どちらも到達困難な秘境駅だった。なぜもっと早くに廃止にしなかったんだろう?森駅の先にも廃止になった桂川駅北豊津駅があったが、もう探さなかった。わかっていたことは長万部までの間では八雲しかまともな駅がないということ。都市間輸送がなければ、とっくに廃止になってるだろう。
 国縫から内陸に入り今金に向かった。ここからは瀬棚線の跡だった。最初は路盤がまったくわからなかったが、すぐに道の横に路盤があることがわかった。これはとても重要なことだった。道は結構な山を越えていた。廃止になるだけあって人が住んでいる気配はほとんどなかった。よくこんなとこに通したもんだと。今金は思ったより大きな町だった。駅跡は函館バスの待合所になっていた。待合所の脇には瀬棚線の各駅の駅名票のレプリカが立っていて、レールが敷かれていた。北檜山駅もそこそこの町で、駅舎はそのまま函館バスの営業所になっていた。終点瀬棚駅にも駅名票のレプリカが立っていた。
 瀬棚では岩シューの店を探したが、シャッターが閉まっていた。車越しに貼り紙があることがわかり、「臨時休業」の文字が見えた。残念。何かを食べておかないとこの先店がないので、仕方なく海の家になってるドライブインに行った。ウニの入荷はないと言われた。どうせまだ季節じゃないし。全然期待せずにいくらほたて丼を頼んだ。来た丼を見て驚いた。やたらと豪華だった。そして実際うまかった。一気にテンションが上がった。うまいものは人を幸せにする。
 展望台に上ろうとしたら道を間違えた。でも、この道からの景色が凄かった。瀬棚の町を一望でき、厳しい青色の海と海岸線が遠くまで見えた。内陸は緑の草で覆われた丘が延々と続いていた。まるで美瑛と道北と沖縄を足したような景色だった。まさか道南にもこんな景色があるとは!周りには誰もいなかった。すべてを独り占めしていた。あまりに素晴らしくてずっと見ていたいと思った。ふいに訪れた奇跡に茫然自失だった。
 後は海岸沿いを南に降りていくだけだった。北檜山から海沿いの道が最近通れるようになったと聞いていたので、行こうとしたら入り口が全然わからなかった。国道を戻り、それらしい青看を見つけた。その道は海と接した途端に急に狭くなって頼りなくなった。その代わり海の景色は大迫力になった。この道で本当に大丈夫なのか?道はふいに二車線になったり一車線になったりを繰り返した。やがて立派な長いトンネルに入った。新しく繋げた区間だと思った。太田という集落に出て、しばらく行くと太田神社があった。断崖絶壁の神社として知られているが、車は1台しか止まってなかった。参道の階段は見たことないくらい急で、上からロープが垂れ下がっていた。見上げると20m以上上っているように見えた。少しくらい上ろうかなと思っていたが、即座に無理だと判断した。頭おかしいレベル。一人作業禁止という言葉が思い浮かんだ。一応トンネルの脇にあった拝殿に行っておいた。
 大成、乙部、厚沢部の道の駅に行った。奇岩を無視すれば、道の駅くらいしか行くところがなかった。
 まだ明るい18時くらいにはこくろに戻った。初めての「ぬの川」を楽しみにしていたが、定休日だった。代わりに行こうとしたブタ丼屋も定休日だった。その先のラーメン「櫓屋」はやっていた。炙りチャーシューが絶品だった。
 今日は新鮮な驚きが多かった。明日は特にやりたいことがなかったりするが、なんとかなるだろう。