びーの独り言

どこいくの?どっか。

2016/05/03(火)祝「函館」

 函館5日目にして最後の日。思い残すことがないようにしっかり回るのだ。まず木古内方面に行ってから函館に戻ろうと思ったらまさか木古内方面の電車がないとは。こだわりはこだわりだしたら止まらない。思いは強くなるばかり。それがすべてかなえられるとは限らないのが旅。七重浜0907発で函館へ。
 10時五稜郭ラッキーピエロ。20人以上は並んでいた。並ぶのは覚悟してたけど、さすがに失敗したと思った。でも、腹が減ったまま観光するわけにもいかないし。15分でようやくカウンターへ。鉄板チャイニーズチキンスパゲッティを選択。「席に着いてから25分かかります」と言われた。鉄板チャイニーズチキンスパゲッティは相変わらず量が多いが、普通にうまかった。ミートソース好きだからそう感じるのかもしれない。これはアリだと思った。
 11時15分から五稜郭の桜。堀の内側の土塁の上からスタート。3日前とは逆の反時計回り。桜はほんのわずか散ってるが、まだまだ満開。天気がよくてポカポカしてることもあり、3日前とは全然違った。もはや3日前がどうだったか思い出せないレベル。幾重にも重なる桜の列。圧倒的な桜の競演。桜のシャワー。目の覚めるほどの鮮やかさ。すべてを包み込む柔らかさ。桜の花は函館に春が訪れたことを強烈に主張していた。掘も石垣も土塁もまだ冷たさの残る風や暖かい日射しや鳥の鳴き声、人間の喧騒ですら春を表現していた。自然の織り成すに営みにただ畏敬の念を抱くしかなかった。私は幸せだ。来てホントによかった。
 青柳町で降りて函館公園に移動した。2年前も来たはずだが、入り口の噴水には見覚えはなかった。たくさんの子供が噴水の中に入って遊んでいた。その姿は春の陽気も手伝ってか輝いて見えた。高台に上がると見覚えのある市立博物館が出てきた。そこから下ると道の両側に屋台が並んでいた。桜はそこそこだったけど、何より人々が楽しそうだった。五稜郭では桜が主役だったが、ここでは人間が主役だった。どちらもアリだと思った。
 青柳町で降りて函館八幡宮に行った。多分初めてだと思う。入り口に大きな鳥居があり、その奥に長い階段があった。ほとんど人がおらずひっそりとしていた。階段を上ると拝殿に突き当たった。桜は副参道の方に少しあった。静かなスポットだった。
 疲れたので宝来町の喫茶「ひし伊」へ。ここはオーナーさんのお勧めの店。店舗は昔の倉を改装したらしく雰囲気があるらしい。入るとカウンター内に店員の若い女の子が3人、客層もほとんど女性。女子率が高くて戸惑った。「2階へどうぞ」と言われて、2席があることに気づいた。2階は吹き抜けのロフトになっていた。女の子が注文を取りにきてたいへんではないかと思った。店オリジナルのひし伊風パフェを注文した。フルーツとクリームとアイスがブルーハワイで味付けされていて、おいしくてびっくりした。こういうところに来ると思い出に残るよなあ。そういう楽しみ方もあるかもしれない。
 次に元町地区を見に行った。函館に来たのであれば押さえておくべきだろう。八幡坂、公会堂、ハリストス正教会、元町カトリック教会の順で回った。冬の方がいいなあと思った。
 次に金森倉庫に行った。何回も函館に来てるわりには行ったことがなかった。いや、1回行ったことがあるような?赤レンガ倉庫の中におしゃれなみやげもの屋が集まってるだけ。あまり面白くはなかった。ラッキーピエロがあったので入った。メニューを見ると、ただのやきそばがあった。これは頼まなければと思ったら売り切れていた。仕方ないのでエッグハンバーグステーキを注文した。行列のところには60分待ちと書かれていた。気がついたら居眠りしてて店員さんに起こされた。エッグハンバーグステーキは普通においしかった。珍しくそんなにボリュームもなかった。ネタ的には全然面白くないなあ。
 暗くなってきてから店を後にして、ライトアップされた写真を撮りに行った。金森倉庫、元町カトリック教会、ハリストス正教会、八幡坂、公会堂。オーナーさんの言うとおり夜の方がきれいだった。いい写真が撮れた。
 函館発2024に乗った。はこくろのミーティングはいつも通り。日本酒の酔いが少し回ってぐるぐる。飲み過ぎたなあ。