びーの独り言

どこいくの?どっか。

2015/05/17(日)「タイムボム」

 今回の遠征最大の目的はミープルでのイベントに参加することだった。なんと「タイムボム」を作った中目黒のメンバーがやって来るという。
 ここまでに至る経緯をまとめてみる。ミープルに通うようになってから、店長さんが「タイムボム」が大好きだということがわかった。たくさんのゲーム経験があるに違いない店長さんが選ぶのだからきっとすごい面白いはず。最初はセオリーがうまく飲み込めず、他人が言うことがわからなかったりした。もういいかなと思った時期もあったが、本当の魅力に取りつかれるには時間はそんなにかからなかった。同時期に「タイムボム」を作ってる中目黒のゲーム会へ行ってみることを計画した。どんなゲーム会がわからなかったけど、あわよくば「タイムボム」も手に入るかもしれない。するとカウンターの中の人に「擦りきれてボロボロなので新しいのがあったら買ってきて下さい。割りとマジで。」と言われた。これは関東に住んでいる私が行くしかないなと。ゲーム会に行く前に「すごろくや」にあるかどうかネットで調べてみた。すると1つありそうな雰囲気だった。とりあえず「すごろくや」に行ってみると、なんと店頭に6個も並んでいた。次はいつチャンスがあるかわからないので6個全部買った。ミープルの移転前パーティーに「タイムボム」を持っていくと、軽く6個全部がさばけた。自分の分でさえ供出した。こんな私でもみんなの役に立ったような気がしてとても嬉しかった。6個も買い占めてミープルで売ったことをツイートすると、まだ行ってない中目黒のゲーム会から返信があった。「謎のタイムボム行商人現れる」。マージンは取ってないので行商人よりは伝道師の方が正確だなと思った。ようやく中目黒のゲーム会に行ってみると、思いがけずデザイナーさんと出会うことができた。そして再び自分の分の「タイムボム」を入手することができた。誰かが「サイン要りますか?」と言ったので、蓋の裏にもらった。第一号だと言われた。ゲーム会後の飲み会では、運営のみなさんと「タイムボム」の話しで盛り上がった。私は京都でどれだけ「タイムボム」が人気があるかを説明した。遊ばせてもらってる以上、きちんと感謝の意を表さないといけないと考えたわけ。すると以前デザイナーさんのところに店長さんからメールが来ていたらしく、何かイベントしようという話になった。
 今回のイベントがいつという話は急にdonpaから知らされた。店長さんが言ってたらしかった。ミープルの告知では開始時間が11時になっていた。いつもより早い開店だから、人が集まるかどうか心配だった。私が中目黒のみなさんにおもしろおかしく言ったところがあったので、変な責任感みたいなものが湧いていた。もちろん当日はお互いを知る者として精力的に動くつもりだった。
 ネカフェにいると昨晩の約束通り店長さんから「10時から11時の間に来て」とツイートがあった。10時15分に行くと、すでに中目黒のみなさんが来ていた。総勢5人、本当にここまで来たのかと。まさかこんなことになるなんて。とても感慨深いものがあった。
 11時になるまで「貨モッツァ」というゲームをプレイした。まったく知らなかったが、これは中目黒のゲーム会で作った最初のゲームだった。箱はボロボロで、それだけ使い込んでそうだった。2つの貨物船に荷物を積むゲーム。システムが斬新に思えた。この読み合いは「タイムボム」に通じる熱さがあると思った。素直に欲しいと思ったが、残念ながら絶版とのこと。
 11時「タイムボム」のイベントがスタート。当初の心配をよそにたくさんの人が集まった。いきなり「タイムボム」が売れ始めた。買うのが目的だけで来た人まで現れた。10箱くらい売れたのではないか?関西のみんなが待ち望んでいたということがいきなり形になって証明された。「タイムボム」は3卓立った。店長に聞かれて、私が持ってるスリーブ入りのセットも投入した。三戦やったが、デザイナーさんを囲んだ第一戦がとても印象的だった。デザイナーさんとミープルの戦い。夢の対戦だ。お互いの技を駆使した戦いは、デザイナーさんから「私もここまでやりこんではなかった」と言わせてしまうほどの大熱戦となった。ミープルでどれだけ遊ばれているかを思う存分伝えられたのではないだろうか?
 最後に「タイムボム」を作った経緯などの裏話を聞かせてもらえた。みなさん芸人経験があるので、おもしろおかしい軽妙なトークが繰り広げられた。私もまだ聞いたことのなかった話もあり、とても興味深かった。新しいゲームも開発中のようなので、今後の展開にも大いに期待したい。
 私にとって最初はミープルに一人で入ることすら葛藤があったのに、わずか半年後にこんな面白いことになるなんて。「タイムボム」というゲームが起こした奇跡というか、大がかりな協力ゲーというか、これは必然の流れだったのか?縁というのはホント不思議なもんだなあ。
 通常のプレイに戻り、ミープルメンバーで「電力会社」。前に「新電力会社」を2回やっていて、内容はほとんど変わらなかった。なんと膠着状態になってしまい、金だけがどんどん増える事案が発生。お陰でセカンドフェーズを飛ばしてサードフェーズになってしまった。サードフェーズの順番がすべてで、豊富な資金力をバックに買い占められて終わってしまった。
 「ドブル」。一瞬だけ。ほんと小回りが効くなあ。
 「ブラッドバウンド」。大人数隠匿系ゲーム。よくできてるとは思うけど、「BANG!」のように途中で除去されるとなんだかなあ。
 20時半帰宅の途についた。昨日感じていた倦怠感は完全に吹き飛んでいた。ただゲームやってるだけじゃなくて、人との交流が楽しいんだなあ。人と人を繋ぐようなことをやっていきたいねえ。