台湾に残る日本鉄道遺産―今も息づく日本統治時代の遺構 (交通新聞社新書)
- 作者: 片倉佳史
- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本
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日本全国を回るのも飽きていた。尖閣に行けたのだから、台湾なら余裕ではないか?そもそも日本の鉄道だったともみなすことができる。交通新聞社のこの本に手が伸びたのは自然なことだった。
台湾では第二次世界大戦後、国民党の統治により日本時代の物は否定されていた。90年代に入ると、李登輝総統により民主化が進められ、日本時代の物は客観的に見直されるようになった。鉄道に関しても、日本以上に鉄道趣味が盛り上がっているらしい。いすみ鉄道社長の鳥塚さんもブログにもそう書かれている。
この本では製糖鉄道、森林鉄道、日本統治時代に立てられた駅舎、駅スタンプなどを紹介している。最初地名がわからないのでとても読みにくかった。でも、2回目読んだときには、貴重な情報が満載だと感じた。
ちょうどいすみ鉄道が主催する「台湾鉄道三昧の旅」があり、この本に掲載されている場所にも行っていた。3泊4日でなんと8万円。沖縄の往復より安い(汗)。