びーの独り言

どこいくの?どっか。

ローカル線で地域を元気にする方法

 昨日池袋「LIBRO」で買った。いすみ鉄道の鳥塚社長の本。鳥塚社長は航空会社を辞めて公募で選出された。いろいろなアイディアを実践していることで知られている。例えば、ムーミンを全面的にフューチャーしたり、訓練費用は全部自費という約束で運転士を募集したり、旧式のキハ52を購入してマニアにアピールしたり。是非一票を投じたいと思った。
 いすみ鉄道は他のローカル線と同じくジリ貧だった。これを打破するには、今までと違う方法を試すしかない。それには観光客を増やすしかないが、いすみ鉄道には観光資源がほとんどない。鳥塚社長が考えた活性化案は、何もないことをアピールすることだった。普通の旅行者じゃなく、ガイドブックに載らないようなところを回る人たちをターゲットにする。明言はされてないが、要するに鉄オタが狙われてるわけで。
 鳥塚社長は「いすみ鉄道が存続しているのは地元の人たちの後押しがあるから。鉄道事業の損得以前に、鉄道のあるふるさとの風景を守りたい。地域に鉄道が乗っかるのではなく、鉄道が観光の目玉として、地域を元気にしたい。」と主張している。私も地方鉄道が生き残るにはこの方法しかないと思う。果たしてどうなるか注目だ。
 1日で1回読んだ。この本は鳥塚社長のブログを元にしているとのこと。ブログを読んでみたら、そっちの方が臨場感があって面白かったり。確かにキハ52は気になるんだよなあ。いつか再訪して取り組みを見てみたい。