びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/07/15(火)「尖閣1」

 5回目の尖閣。3時45分に起きて、0454千葉みなと始発に乗った。早く出ればいい席を確保できるだろう。チケットには「窓側でも通路側でもありません」と書いてあった。3列シートの真ん中か。回りくどい言い方だなあ。
 6時半に羽田空港到着。チェックインカウンターの端末で発券しようとすると、窓口に案内された。「2名オーバーしてるのですが」、せっかく朝早く来たのに空いてる席はないのかもと思った。「ビジネスですか」と聞かれたので「ビジネスなので無理です」と答えた。席は窓際を案内された。あれっと思った。不思議な顔をしてたからか「ご希望の席はありますか」と聞かれた。「足の伸ばせる席」と言ってみると、エコノミーの最前列窓側にしてもらった。満員なのに決まってない席があるのか?仕組みがイマイチわからないなあ。
 時間がたっぷりあったのでレストラン街をブラブラした。朝6時から開いてるところもあることに軽く驚いた。いつか試してみたいな。さらに5Fの展望デッキに行った。金網の向こうには飛行機がたくさん停まっているのが見えた。何分かおきに飛行機が着陸していた。子供が喜びそうな場所だなと思った。JALANAに混じって、他のマークの飛行機も見えた。マークを解説する案内板があり、それを見て子供が騒いでいた。
 出発の手続きは余裕すぎた。もはやだるいなあみたいな感じ。3か月前には初めてだったのに。待合室のテレビの前に座り、ずっとテレビを見ていた。
 飛行機の席は極上の席だった。足は伸ばせるのはもちろんだが、窓からの景色も楽しめた。離陸した飛行機は上昇しつつ右に180度旋回。高度が高くなるにつれ、地上のあらゆるものが小さくなっていった。山や市街地がジオラマみたいになった。やがて飛行機は雲の上に出た。頭上には不純物のない青いグラデーションが広がっていた。私はずっと富士山を探していたのだが、どこを飛んでいるかさっぱりわからず、遂に見つけることはできなかった。
 飛行機が降りる際には、眼下に雲海が広がり、地上の様子はまったく見えなかった。飛行機が雲海の中に突入すると視界が極端に悪くなった。こんな視界でうまく飛べるのか心配になったが、おそらく自動操縦なのだろうと思い直した。雲海から抜けると、日本とは明らかに違う市街地が現れた。区割りが違うし、建物の形が違う。空から見てもこの国らしさが溢れてるんだなあ。
 最前列だったので入国審査の行列に巻き込まれることなくスムーズに荷物を受けとる場所まで移動できたが、スーツケースが出てきたのが最後の方で意味ないと思った。
 迎えの車が来る前に空港にあった「ローソン」に行った。吸い込まれるようにいつもの「午後の紅茶」のレモンティーを買った。冷えていたのがちょっと驚きだった。
 ワゴン車に乗っても、車窓などからは何の感情も湧いてこなかった。またやってきた、とすら思わなかった。もはやこちらの方が日常ではないかと思うくらいだった。
 仕事は前回の終わりから1人体制になっていた。残っていたMクンから仕事を引き継いだ。何もなければヒマそうだが、突発が起きると死ねそうだな。何も起こらないことを祈るしかないね。
 19時のバスで帰り、ホテルにチェックインした。Mクンと美味しい焼き鳥屋に行った。また〆に親子丼。マジで止めよう。