びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/08/26(月)「旅行2」

 朝は7時に起きた。駅前から出ている0810の循環バスで上杉神社まで行った。上杉神社は米沢城址にあり、この一体に上杉博物館や上杉記念館などの観光スポットが集まっている。実は上杉博物館には3月の出張で来た。そのときは金曜日だったが、スーツだったから観光せずに帰った。あのとき見ていれば今回来ることもなかっただろう。タイミングの妙だなあ。
 米沢と言えば、上杉景勝以降江戸時代を通じて上杉家の支配にあった。NHK大河ドラマ天と地と」では上杉景勝直江兼続が取り上げられた。上杉神社には上杉景勝の叔父にあたる上杉謙信が祀られている。しかし、なんといっても「なせばなるなさねばならぬなにごとも」で知られる上杉鷹山のイメージが強かった。
 上杉神社には入り口に上杉の旗である白地に「毘」の字がはためいていた。またあちこちにやたらと石碑と銅像が建てられていた。上杉神社には稽照殿という資料館があった。ここには直江兼続の「愛の兜」があった。なぜ「愛」という文字を使ったか?当時の「愛」の意味はドロドロとした否定的なものを表していたので、軍神としての愛染明王を表したのではないかとのこと。
 上杉記念館は大正時代のお屋敷であり、庭園が美しかった。鹿児島の仙巌園みたいなところだった。
 上杉博物館では企画展と常設展があった。企画展では安部朱美という人形作家の展示をしていた。精巧な作りであってノスタルジックで印象的な作品が並んでいたが、観光とは関係がなかった。常設展では織田信長上杉景勝に贈ったとされる国宝の金屏風があった。京都の町の様子が描かれていたが、ああいうのは解説があってもとても難解。
 上杉城史苑でステーキ丼を食べた。おいしかったけど2300円の価値があったかと言えば疑問。高くてうまいのは当たり前。驚きがないと。
 1234のバスに乗り米沢駅へ。そして1310の福島行きに乗った。これを逃すと1745まで待たねばならなかった。途中の福島や郡山には何も見所はなさそうなのでスルー。少し早い時間の帰宅となった。
 よく考えてみれば、なんともない旅行だった。けれど、不思議と旅行気分を味わえた。旅に出たくなったのがどういう心境の変化かわからないが、普段泳いでいるのと関係があるのかもしれない。時間は限られている。知っていくこと体験していくこと、新しいこととの出会いは素晴らしい。これからどんどん出かけていこう。