びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/05/07(金)年休「旅行9」

 起床は7時半。朝食からのチェックアウト。
 天神の交差点でどこに行くか迷った。とにかくアイディアが浮かばなかった。やることがないのなら、もう尼崎に帰った方がいいのではないか?しかし、尼崎に帰ったところでどうする?尼崎にいた時は、あんだけ出かけたいと思っていたではないか?遠く一人で離れると不安になるのはなぜなんだろう?ここで帰ってしまえば、人生負けのような気がした。ない頭を振り絞って、福岡市博物館を見つけた。気乗りしないけども、無理くり行くことにした。
 地下鉄で西新駅まで。海に向かって歩くと、ここはサザエさんの説明があちこちにあった。作者の長谷川町子はここでサザエさんを思いついたらしかった。長谷川町子はあんだけマスコミ嫌いだったのに、こういうことをしていいのだろうか?この道沿いには、修猷館高校と西南学院大学があった。こんなとこにあったのか。
 福岡市博物館の敷地はやけに大きかった。まるで丹下健三がデザインした原爆記念公園のような構成になっていた。建物自体も立派だった。美術館も立派だったもんな。
 特別展ではミイラを扱っていた。ミイラを物として捕らえれば平気なのだが、永遠の想いを持ったものと考えれば、見世物にするのは不謹慎だと思った。人間が普段は忘れている死に真正面からぶつかっている内容であり、正直しんどかった。
 伝統工芸品の展示を見た。博多人形と博多織りがメインだった。昔はその名前を聞いたことはあるが、最近は聞かなくなったなあ。
 レストランで昼食。サラダステーキ丼を食べた。すると、見知らぬ番号から電話が。自治会の人だった。問題が生じて皆さんでメールのやり取りをしてたが、私が休んでいるので連絡をくれたみたい。どんな大変なことかと思ったら、右でも左でもいいような些細なことだった。しかも、今日でなくていいのでは?一気に現実に引き戻された。
 常設展示は、いきなり2つ目の部屋が金印だった。漢倭奴国王(わの漢字は人偏がない)。ずっと見たかった。マンガ日本の歴史とか教科書には絶対出てくるやつ。おそらく一番有名な国宝ではないか?大きさは想像より小さく2cm四方くらい。これ一つで九州国立博物館に勝ってると思った。
 金印は魏氏倭人伝の記述と一致すると言われている。印面の文字の解釈は最初は伊都国だと考えられていた。今は奴国だと考えられているが、それも実際のところわからないらしい。どこで誰が見つけたかちゃんとはわからないらしい。またなぜ志賀島という場所に埋まっていたのかも。周りからは何も出ないらしい。
 福岡は大和朝廷以前から登場するだけあって、内容がとても充実していた。最近は「アジアへ」なんて言ってるが、逆にプレゼンスが小さくなってるのではないだろうか?展示を見るのに3時間以上かかった。九州国立博物館よりも充実していた。
 1554西新駅から天神駅。そして、ミープル。店長と2人きりだった。
 たぎる論理は初めて。数字の書いた5枚のタイルを手札とし、ヒントを出しあって相手のタイルの数字を当てる。面白かった。こういうの好き。
 カベルナの2人用。もともとカベルナはやったことがなかった。これぞウヴェの真骨頂というべきワーカープレイスメント、つまり初見殺しだったw。
 20時、撤収。次に店長さんと会えるのはいつになるだろう?宿はリブマックス天神ウエスト。4日連続。