びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/05/01(火)休「萩」

 起床は7時。朝食は7時半。出発は8時40分。宿で自転車を借りた。今日も素晴らしい天気だった。
 松陰神社に行った。萩では必ず行かなければいけない場所。松陰神社の中には松下村塾吉田松陰幽囚ノ旧宅、吉田松陰歴史館、松陰神社宝物殿「至誠館」があった。吉田松陰について知るには絶好の場所だと思われ。
 吉田松陰の思想的なところに興味があった。簡単にまとめれば、元々尊王であるところに、黒船でショックを受け攘夷が加わり、井伊直弼が幕府の命を無視して日米修好通商条約を結んで激おこ。倒幕しようとして要人の暗殺を計画し安政の大獄で処刑された。今は明治維新における最重要人物として扱われているが、どうみてもテロリスト。門下生もまたテロリスト。久坂玄瑞禁門の変でこともあろうに京都御所に大砲を向けたり、高杉晋作は自分が作った奇兵隊を使い藩論をまとめるために挙兵している。
 ふとこの頃に比べると今の日本はどうなのかなと思った。アメリカの庇護下で骨抜きにされ、国会は空転して民主主義が壊れかけている。大和魂はどこへいったんだろう?
 松下村塾は松本村にあり、松本村からは明治維新に関わる人物が多く輩出された。地図を見るとあちこち記念碑だらけだった。近くにあった伊藤博文別邸、伊藤博文旧宅、玉木文之進旧宅を回った。東光寺は規模が大きく毛利家の歴代殿様の墓があった。厳しい坂を上って行くと吉田松陰誕生地と吉田松陰の墓があった。そこからは萩市街を見渡すことができた。
 14時前に萩博物館で遅い昼食。宿のおばあさんに勧められたハンバーグを注文。柔らかくてめっさうまかった。昨日食べた夏みかんソフトクリームも。腹がいっぱいになって動きたくなくなった。
 頑張って萩城趾へ。思ってたより石垣が凄かった。石垣とお堀の組み合わせは迫力があった。これで天守閣があればなあ。廃城令の手前、積極的に壊す必要があったのだろうか?
 萩城城下町周辺は伝統的建造物群保存地区であり世界遺産登録されている。昨日もちらっとその片鱗を味わったが、今日はもう少し長く見てみた。ここには昔武家屋敷が数多くあった。道の両側は漆喰の白壁、石垣、生垣になっていた。よく残されてるとは思うが、結構ボロボロだった。白壁は剥がれ、石垣は崩れ、生垣は伸び放題。こういうのを残していくのは難しいよな。
 17時前に宿に戻った。風呂に入ってから洗濯&乾燥。20時半前に手打ちうどん「どんどん」。おばあさんのお勧めカレーうどんを注文。うまかった。うまけりゃなんでもいい。